オトナも子供も大興奮!「第二回バルーンバスターズ大会」レポート

2019年11月30日(土)に、「第二回バルーンバスターズ大会」が開催されました。今回はこちらの様子をレポートします。

第二回バルーンバスターズ大会・イベント概要

日時:2019年11月30日(土曜日) 11時~17時
場所:ヨツバコ5階イベントスペース(横浜市都筑区)

楽しみ方は自由自在。最先端技術と昔ながらのバトルを掛け合わせた「バルーンバスターズ」

「バルーンバスターズ」とは、ドローンを複数の人で飛ばし、風船を割るシンプルなルールのバトルゲームです。
玩具メーカーに勤務経験のある鹿股幸男氏は、自身の小学生の子供がテレビゲームにばかり集中している様子を見て「子供たちにゲーム以外のことにも熱中して欲しい」「子供が夢中になれる遊びをゲーム以外で作りたい」という思いを募らせていました。そんな中、時代と技術の最先端をゆく「ドローン」に、昔ながらのアナログな「バトル」の要素を掛け合わせ、「子供と大人が交じって、一緒になってワイワイ楽しめる遊び」を生み出すことを思い立った…といういきさつは、以前当メディアでもご紹介しました。
そんな願いから設立された株式会社バルーンバスターズ(以下「同社」)は、バルーンバスターズのイベント企画運営、専用機体などの製造販売を行っている会社です。
同社主催により開催された今回の第二回バルーンバスターズ大会。会場となったヨツバコのイベントスペースには、開場後からキッズが続々と集まってきました。見たところ、小学生低学年から中学年くらいまでの年代が多い印象でした。
開会に先立ち、最初に同社代表の鹿股氏が挨拶をし、バルーンバスターズの趣旨を説明。今回は「ポールの先端に設置された風船にドローンをぶつけて割り、割った風船の数で勝敗を決める」ルールで運営されることとなりました。このように、遊び方を自由に工夫できるのがバルーンバスターズの面白い点の一つと言えるでしょう。

その後、場内にドローンが運び込まれ、各選手が練習に入りました。同社取締役・あにゃん氏が、エントリーしているキッズたちにまずはドローンの基本操作をレクチャー。使用機材は「Firefly A20」というトイドローンです。キッズたちに、テーブルの上のカラのペットボトルにドローンをあてて倒す操作をしてもらうことで感覚をつかんでもらったのち、いよいよ第一回戦の予選開始です。

今回は、午前中に第一回戦、その後休憩をはさんで午後に第二回戦が行われました。第一回戦・第二回戦とも、予選を3回行い、それぞれの予選で1位だった選手が決勝に勝ち進むトーナメント形式。各予選では選手3~4名がともに戦いました。

実はかなり高度な風船割り。気づけば大人も大興奮!

筆者も第一回戦にエントリーさせてもらい、キッズに混ざって戦いました。制限時間内に風船を多く割った選手が勝ちというルールでしたが、これが実に難しい!
ドローンで風船を割ろうとすると、ある程度のスピードで風船めがけて突っ込む必要があるのですが、その加減がなかなかつかめず、「風船に触ったけれども割れなかった」「猛スピードで風船の横をかすめた」ということもしばしば。気が付くと、あーだのきゃーだの歓声を上げながら一生懸命プロポ(コントローラー)を操作する自分がいた、という状況でした。
それでもなんとか決勝に勝ち進むことができましたが、残念ながら敗退。筆者の所属するドローンチーム「ドローンジョプラス」の他のメンバーも数名エントリーしていましたが、やはり口を揃えて「風船に当てて割るのが難しい」と悔しがっていました。

「One Team」効果抜群。会場が一体化したバルーンバスターズ

筆者は本格的なドローンレースも観戦経験がありますが、ゴーグルをつけて操縦席に座るうつむき加減の選手たちが黙々とドローンを操縦し、会場内には高速で走行するドローンのモーター音が轟き渡る、という状況でした。
一方、今回のバルーンバスターズ大会は、レース中の選手も歓声を上げたりスペース内を動き回ったりしていましたし、周囲の観客も「あぁー惜しい!」「やったー!」などと声援を送ったり手をたたいたりしていて、非常に和気あいあいとした雰囲気でした。さながら地元の草野球チームの試合を応援するような感じとでも言いましょうか、会場内が一体となって楽しんでいたのがたいへん印象的です。

結局、今大会の優勝の栄冠を手にしたのは、前回(第一回大会)の優勝者・まこぴー氏と、今大会でチューンアップを担当されたデジタルものづくり教室「リトルホッパー」の代表・れん氏。
敗退した選手の中には、よほど悔しかったのでしょう、床を叩いて泣きじゃくるキッズの姿も…。

今大会の優勝者。左:前回も優勝したまこぴー氏、右:れん氏

そんな大盛況のうちに幕を閉じたバルーンバスターズ大会、早くも第三回開催が決定しています。

第三回バルーンバスターズ大会@横浜センター北

日時:2020年1月25日土曜日 11:30~17:00
場所:ヨツバコ5階イベントスペース
  横浜市都筑区中川中央1-1-5(横浜市営地下鉄ブルーライン・センター北駅より徒歩2分) 
参加費:1,000円 
参加資格:なし
申し込み方法:主催者LINEへ登録し「体験会希望」とメッセージすれば予約完了です。
詳細:https://www.facebook.com/events/1188017974727783/

筆者は個人的に、このバルーンバスターズ、高齢者施設・児童養護施設のような場所や、企業内研修・ゲストハウス等で実施しても面白いことが起きるのではないかと期待しています。
第二回大会は都合がつかなかったという方や、バルーンバスターズに興味が沸いてきたという方も、ぜひ1月25日の第三回大会に足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

最後に残ったみんなで記念撮影。大盛り上がりの一日でした!

※本格的なドローンレースを否定するものではありません。ドローンレースは非常にエキサイティングなスポーツで今後の拡大が期待されている領域でもあり、筆者は今後も継続的にウォッチしていく予定です。ドローンレースの様子については、当メディアの過去記事「日本初!国際ルールに則った「F9Uドローンレーシング日本選手権」開催(前編)」および「同(後編)」もぜひご一読下さい。