ドローンクルーズ トーミの頭から浅間山を望む[黒斑山登山]

群馬県妻恋村と長野県小諸市にある、浅間山外輪山の1つ黒斑山(くろふやま)に登り、途中の「トーミの頭」という場所で、空撮を試みました。山での空撮練習と、稀代の活火山、浅間山を間近に見たいがための空撮です。

まずは、黒斑山がどこにあるのかですが、こうした場所になります。

浅間山の西にトーミの頭とさらに西に山之神神社
西の高峰高原ホテルからトーミの頭経由で黒斑山へ

浅間山は、我々が登山に行った時点では、噴火警戒レベル2。これは火口周辺規制でして、2km以内には近づけません。ちょっと前までは噴火警戒レベル3で入山も規制されていました。ただ、今も白く吹き上がる噴煙を確認できます。常に慎重に浅間山を見ておかないといけない、天災を予防する心構えを常に持っておくべきだなと感じます。

山でドローンを飛ばすには、やはり携帯性の良いDJI Mavicです。今回同行したメンバーも全員Mavicシリーズをザックに入れての山行です。

登山口は、高峰高原ホテルの山之神神社横から。ここから3kmほどの道を進みます。2.3km先に目指す離着陸地点である「トーミの頭」があります。出発地点から黒斑山まで、標高差は400mほどですが、途中、7~80mくらいのアップダウンがありますが、ほぼ登りのコースです。ただ山道は整備されていて、比較的登りやすいコースです。

ドローン空撮が主旨なので、話をぐっと進めて、「トーミの頭」に到着です。ここは、切り立った大きな岩となっていまして、足もすくむ絶景を拝むことができます。

トーミの頭

離着陸スペースはほとんどないと言っていいです。トーミの頭に向かって右側の登山道の終わり部分の、比較的幅のある部分からは離陸しやすいでしょう。着陸はハンドキャッチになります。危険な扱いですが、補助者もつけて慎重にキャッチします。このような狭小な場所では、無理に着陸させるより、自分以外の人に危険のないようにキャッチして、すぐに回転を止めるのが一番良いようです。

トーミの頭でMavicキャッチ

こうした場所は、火山からの噴火により岩、小石、砂などに鉄分が多く含まれるからでしょうか。コンパスキャリブレーションのワーニングが画面に表示されることがあります。(黄色い帯)これが表示された場合、キャリブレーションを実施します。儀式とか祈りとか言われるような見た目ですが、やり方は人それぞれのようです。私も、頭の上に持って自分が回転するスタイルでやることは多いですが、山の上では危険です、特にこのような絶壁の上では、めまいを起こして足を踏み外す可能性もあります。機体だけを回すやり方にするか、もしくは、私は特にそうしていますが、コンパスキャリブレーションをしないまま、空撮に臨みます。山の空撮で目視外は危険なので、ほとんど目視外飛行をしないようにしていますが、目視できているうちは、コンパスが多少おかしくても戻すことはできるので、あえてキャリブレーションしない場合もあります。ただし、あまりにも挙動がおかしくなったら(例えば前進行進や左右の動きが意図したものと違う動作をするなど)、慎重に戻して着陸させ、キャリブレーションを行います。

頭上にMavicを掲げて回る。それは祈りの行為。

山の上は、思った以上に風が吹きます。風の強さも向きも、刻一刻と変わります。そのため、空撮はかなり慎重に行ってください。特に、急な風速の変化は重要です。場合によっては、戻すまでに相当の時間を費やすこともあり、残りのバッテリー量も把握しつつ、必ず戻せるような範囲での飛行を心がけてください。

最近、Mavic Miniが満を持して登場しました。携帯性という意味では、199gのMavic Miniはかなりの魅力です。山に連れて行くハイカーや登山客も増えていくでしょう。しかし、たった199gの機体です。不用意に山で飛ばしては、戻ってこない事態も想定できます。また、バッテリーも日本版は18分程度しか持ちません。よもや、ドローンを飛ばし慣れている人は、これらのスペックと飛行条件を考えて、無理のない空撮ができるとは思いますが、いきなりMavic Miniを購入し、何も学ばないまま飛行させる人も多く現れると思います。そういう人を見かけたら、勇気を持って指導することも、先人の努めと思います。

今後も、山で飛ばす際の注意点など、いろいろと発信する記事を書き続けたいと思います。

肝心の浅間山の写真を載せておきましょう。トーミの頭から見える浅間山です。

トーミの頭からの浅間山

それでは、トーミの頭からの映像です。

トーミの頭から浅間山を望む