産業用ドローンに特化した飛行デモンストレーションイベント「富士山UAVデモンストレーション2020」11月3日に開催

来たる11月3日(火・祝)11時~17時に、御殿場市陸上競技場にて「富士山UAVデモンストレーション2020」が開催されます。

イベント概要

日時:2020年11月3日(火・祝)11:00~17:00
 *時間内は自由にご覧いただくことができます。
 *強風時等はデモ飛行が中止になる場合がありますが、各ブースでのメーカーによる機体等の展示や説明は実施致します。
場所:御殿場市陸上競技場(静岡県御殿場市ぐみ沢670-1)
入場料:無料
 *入場時には新型コロナ感染予防対策のため、検温・消毒・マスク着用のご協力とご署名をお願い致します。
申し込み方法:こちらのお申し込みフォームからお申し込みください。
主催:慶應義塾大学SFC研究所 ドローン社会共創コンソーシアム
共催:御殿場市
お問い合わせ:御殿場市未来プロジェクト課(0550-82-4349)

貴重な「産業用ドローンの航空ショー」

昨今はドローンの有用性が少しずつ認知されるようになり、設備点検や測量、警備・監視といった産業分野でのドローン活用事例も増えてきています。
産業用ドローンは、いま挙げたような特殊で専門的な目的を満たすために、赤外線カメラ等特殊な撮影機材を搭載したもの、また長時間の安定した飛行のために飛行機のような形をしたもの(「固定翼機」等とも呼ばれます)やプロペラの数が多いもの(プロペラを6枚搭載する「ヘキサコプター」や8枚搭載する「オクトコプター」があります)、等々が多く存在し、ホビー向けや空撮向けのような一般的に想起される機体とは一線を画しています。

しかしながら、こうした産業用ドローンは、実際に目にすることのできる機会が非常に限られているのが現状です。筆者自身、こうしたドローンを目にしたのは「Japan Drone」のような展示会がほとんどです。かつそれらも、会場に置いてあるドローンをただ見るだけ、もしくはモニターで流れされるデモンストレーション映像を見るだけ、に留まっていました。

今回開催されるUAVデモンストレーション2020(以下「同イベント」とも)は、これら産業用のドローンが、実際に屋外で飛行している様子を見ることのできる、日本初の屋外ドローンデモンストレーションイベントです。主催である慶應義塾大学SFC研究所ドローン社会共創コンソーシアム(以下「同コンソーシアム」とも)の南政樹氏は、同イベントを「いわばドローンの航空ショー」と位置づけ、「大空をのびのびと飛ぶドローンの姿を見て頂きたい」としています。

「豊かで安心・安全な社会を実現するドローン」への期待感

同イベントは2018年に第1回目が開催され、今回で3回目。開催に至った背景には、先に述べたような「産業分野でのドローン利活用の浸透」が挙げられます。
同コンソーシアムでは、自律型・完全自動型ドローンが当たり前のように空を飛び、さらに豊かな未来を実現する状態を「ドローン前提社会」と定義し、自律型ドローンの社会参画とそれを通じた生産性向上に貢献するべく、研究・教育・社会展開の3つの領域を柱として活動を展開しています。
こうした中、同コンソーシアムの南氏は「『できる限り実際の現場と同じ環境で稼働している様子』を多くの方にご覧いただくことが、無人移動体の理解に繋がり、われわれが目指している『ドローン前提社会』の啓発に繋がると信じ」、同イベントを開催している、と話しています。

もう一つの背景として挙げられるのは、「国産ドローンに対するニーズの高まり」でしょう。政府は2020年9月、2021年度から政府が購入するドローンのセキュリティを強化すると発表、全省庁・独立行政法人を対象に、フライトログや撮影映像等といった情報の漏洩対策、およびサイバー攻撃対策のとられた機体の購入を義務付けるとしました。この発表は、中国製ドローンを事実上排除するものだとされています。
筆者は長らく通信業界に携わっており、一時話題となった中国メーカーの機器をめぐる米国・欧州らの動きもつぶさに見てきました。この流れからすれば、ドローン調達に関する今回の政府の発表も極めて妥当と考えますが、いずれにせよ、これらを受けて今後、特に産業界における国産ドローンへの期待が少しずつ拡大し、採用事例も増えてくるのではないかと考えています。
今回の同イベントでは、国産のものも含めた先進的なドローンが一堂に会するとのことです。

産業用ドローン関連の企業・団体が多数出展。ぜひお見逃しなく

デモ・展示予定企業は次の通りです。

<デモフライト&展示(50音順)>

 <屋内展示(50音順)>

ご覧の通り、産業用ドローンや特殊撮影機材の研究・開発を手掛けるところ、輸入・製造を手掛けるところ、産業用ソリューションを提供するところ、産業用ドローンパイロットを養成するところ等々、さまざまな企業・団体が参加予定です。
特定の産業に特化した機材やドローンソリューションをお探しの企業・団体の方、国産のドローンをお探しの企業・団体の方にとっては見逃せないイベントになるのではないでしょうか。筆者も首を長くしてイベント当日を待っているところです。