2022年を目処にドローン機体や所有者の登録制度・免許制度の導入が政府の方針で決定されました。
制度準備が進む中、現在ドローンスクールに通うメリットや身につく能力など、どんなことが学べるのか?
これからドローンを始めたいと思っている方や、業務で活用したいと思っている方も多いと思います。
ドローンスクールについて現状の状況や、実際にドローンスクールを運営するD-アカデミーさんにインタビューさせて頂きました内容をまとめていきたいと思います。
ドローンスクールってそもそもなに?
2017年よりドローン操縦技術の底上げを目的に、国土交通省航空局が講習内容や講習時間などが一定の要件を満たした団体を「講習団体」と言います。
その講習団体に対し教材、カリキュラムの提供や定期的な監査等により指導監督をする組織を「管理団体」とし、国土交通省認定のドローンスクール事業が発展してきました。
2017年当初は43団体であった講習団体も、2021年1月現在、国土交通省航空局が定める管理団体は55、講習団体は927と21倍程に増加しています。
講習団体の中には、管理団体を持たず独自のスクールを運営しているところもあります。
街中でもドローンスクールをが目につくようになりましたが、かなりの数のスクールがあるんですね。
ドローンスクールに通うべき人ってどんな人!?
インターネットでドローンスクールについて検索をすると、最短2日でライセンス取得ができるというスクールや受講すると認定資格をもらえるというスクールがヒットします。
正式にはドローンを操縦するにあたり、国で定められたライセンスや資格というものは現在ございませんので、民間の講習団体が定めるライセンスや認定資格が取得できるということになります。
多くのドローンスクールでは、ドローンの基礎(飛行原理・各種構成等)、法令、電波、気象、安全管理についてなどが学べます。
また、最近ではドローンの基礎に加え、測量業務を行うための講習や、点検業務を行うための講習等、業務利用に特化したコースなども用意しているスクールが多くなってきたと感じます。
法規制外の場所で趣味としてドローンを飛ばしたい方は、メーカーマニュアルやYouTube等で学んだ情報でも十分飛ばすことはできると思いますが、ドローンを使って業務を行う方はしっかりと講習を受けたほうが安全だと筆者も考えております。
空飛ぶものは落ちる危険が常に隣り合わせにあるという事を理解し、業務等で活用する方には、基礎からドローンに関わる法令や安全運航管理をしっかり身につける必要があると思うからです。
ドローンスクールの卒業生はどんな仕事をしているのか!?
現在様々な業種の企業でドローン活用が進んでいます。
主にドローンが活用されている用途としては、「点検」「測量」「農業」「監視・捜索」「配送」「災害・救助」「空撮」など7つの用途で活用が進んでおります。
そこで、ドローンスクールで学べるドローンの基礎を身につけた後に、どう仕事に結びつけるかが重要だと思います。
ドローンパイロットが不足している。卒業したらすぐ仕事があるというスクールに関しては、事前に卒業後にどのようなステップで仕事になるのか、しっかりと確認をしてから通われた方が良いと思います。
筆者が知るドローンスクールを卒業して、ビジネスにされている方の多くは、明確に業務でドローン活用を考えている方や、ドローンを使ってビジネス展開を考えられている方がほとんどです。
ドローンスクールに通うべきか悩んでいる方は、ドローンを使って何をしたいのかを明確にされてからスクールに通われることをおすすめします。
もしくは、スクール講師の方に相談をしてみるというのが良いと思います。
法整備と免許制について
2022年度に法改正の整備とともに、新設される免許制度については、第3者上空の飛行「レベル4」での運用を想定し、新設されるものです。
必ずしもドローンを飛ばすために免許が必要になるということでございません。現状通り、飛行ごとに許可・承認をとるフローは残るようです。
ドローンは免許が必要になるので、今のうちにスクールに通っておいた方が良い。ということはございませんのでご注意ください。
現在、国の動きとしても、指定を受けた「民間試験機関」と、国の登録を受けた「民間講習機関」を設置してライセンス制度を整備しようとしているようですので各ドローンスクールがどのような展開をしていくのかは、今後注目し通われるスクールを選択するべきだと思います。
ドローンスクールへインタビュー!
現在全国にスクールを展開しているD-アカデミー様へドローンスクールではどのようなことが学べるのか。どんな人がスクールに通うべきか。
D-アカデミーではどのようなことを学べるのかインタビューさせていただきました。
Dアカデミーとは
一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)またUTC(Unmanned Aerial System Training Center)DJI産業パイロット教育訓練機関の認定スクールで各種オリジナルのスクールを運営しており関東本部を中心にアライアンスで繋がっており、ドローン技能の習得を目指す受講生に対し安全に運航をして業務を遂行する事を目的に、企業が求める人材の育成を目指します。
現在全国で17校の提携スクールで実施しており、国土交通省が推奨するi-constructionや空撮に関する専門性の高いカリキュラムを展開していきます。一般のフランチャイズによるスクールは兎角収益主義や臨時講師による運営が目立ちますが唯一アライアンス運営で全国規模のスクールはDアカデミーアライアンスであると自負しておりその責任と重要性を常に念頭においております。
https://d-academy.co.jp/index.html
依田さんに聞く、D-アカデミーが考えるスクールを受講して欲しい人!
①基礎からドローンを学びたい人
②仕事として本気で取り組みたい人
③明確にやりたいことがある人
④正確な判断が取れる知識を身につけたい人
⑤業務でドローンを使い分ける知識が欲しい人
ゴルフに例えてお話をいただきましたが、趣味や遊びで飛ばす分にはスクールに通わなくてもwebに情報が十分ある。
しかし、ドローンを使った仕事をしたい人にとっては安全面、業務で最適なドローンの機種選択ができる知識、フライトプラン作成、マニュアル操縦でも安全に飛行ができるスキル等が必要でそのスキルをスクールに通うことで身につけられる。とのことですので、ドローンを安全に運用したい方はぜひD-アカデミーさんにご相談に行ってみてはいかがでしょうか。
Dアカデミーでは、JUIDA認定コース終了後にも、測量業務に特化したコースや、赤外線建物診断技能師の資格が取れるコースなど、業務で活用に必要なのスキルに特化したコースも用意されています。
Dアカデミーの他にも全国には様々なドローンスクールがありますので、ドローンの業務活用を考えている方、これからドローンを初めてみたい方は、ぜひ自分に合ったドローンスクールを探してみてはいかがでしょうか。