「無人航空機(UAV,ドローン)事故調査会」設立プロジェクトのクラウドファンディング開始

マルチコプター安全運用委員会事務局長で首都大学東京助教の泉岳樹氏らが、「無人航空機(UAV,ドローン)事故調査会」設立プロジェクトのクラウドファンディングを開始しました。募集期限は6月20日までで、目標金額は500万円となっております。なお、本プロジェクトは目標額に達しないとプロジェクトが成立しない「All or Nothing(達成後支援型)」ではなく、目標金額の達成有無にかかわらず7月には「無人航空機事故調査会」を一般社団法人として設立する予定になっています。

https://www.makuake.com/project/27831/

プロジェクトの目的

ドローンの普及が進むにしたがって、墜落などの事故件数も増えてきています。ドローンの安全運航の環境を整えていくには、起こってしまった事故の原因究明や検証が欠かせません。

しかしながら、現在の日本のドローン業界には、ドローン関連の事故の調査を行う機関が存在していないという現実があります。そこで、事故の原因の究明と再発の防止を目的とした事故調査会をクラウドファンディングを通じて起ち上げる取り組みが本プロジェクトになります。

事故調査会を機能させるため、専門家を集め事故調査の方法論を確立する必要があります。そのためには、調査員への報酬・スタッフの人件費・事務経費・交通費・ルール周知のための広報費用など様々な費用がかかり、その費用を集める取り組みのひとつが本プロジェクトとなります。特定企業からの支援も歓迎としていますが、趣旨に賛同いただける個人の方から幅広く支援していただくことで「公正中立」の立場を守っていく方針とのこと。

プロジェクトのメンバーについて

写真測量学会の「測量調査に供する小型無人航空機を安全に運航するための手引き」をまとめられた千葉大学の本多嘉明先生が会長、マルチコプター安全運用委員会 事務局長を務め、御嶽山の噴火災害・広島の土砂災害をはじめとしてドローンを使った災害調査の豊富な現場経験を持つ泉岳樹が副会長、事務局長には合同会社スパーポイントリサーチ代表の河村幸二氏が内定しています。調査会自体は、学識関係者を中心としたメンバーで組織しますが、事故調査の方法論検討や調査自体には、現場経験の豊富な民間の方々のご協力もいただく予定となっています。

支援するコースについて

下記の7種類のコースが用意されています。支援される方は、プロジェクトサイトから申し込みが可能です。

金額 リターン
1,000円コース(税込) ・お礼メール
3,000円コース(税込) ・お礼メール
・賛同者としてお名前掲載【小】
5,000円コース(税込) ・お礼メール
・賛同者としてお名前掲載【中】
10,000円コース(税込) ・お礼メール
・賛同者としてお名前掲載【大】
20,000円コース(税込) ・お礼メール
・賛同者としてお名前掲載【大】
・設立記念シンポジウムご招待
50,000円コース(税込) ・お礼メール
・賛同者としてお名前掲載【特大】
・設立記念シンポジウムご招待
100,000円コース(税込) ・お礼メール
・賛同者としてお名前掲載【特大】
・設立記念シンポジウムご招待
・上記シンポジウムで思いを語る権利

 

「無人航空機(UAV,ドローン)事故調査会」設立プロジェクト