即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ(運営:株式会社ビズリーチ)」で、経済産業省の「空飛ぶクルマ」プロジェクトメンバーの公募が行われています。
技術の進化、発展にともない、ドローンを大型化させた「空飛ぶクルマ」の誕生と普及が現実味を帯びはじめたなか、本プロジェクトの推進のため、「週一官僚」として、ビジネスプロフェッショナルを2名招き入れるとのことです。省庁がビズリーチで副業・兼業限定の公募を実施するのは初めての試みとなります。
「空飛ぶクルマプロジェクト」とは
「空飛ぶクルマ」とは、電動垂直離着陸型無操縦者航空機の通称です。無人で遠隔操作や自動制御によって飛行できるドローンを乗車可能にしたものを指す場合もあれば、電気自動車をベースにプロペラや自動制御システムを備えたものを指す場合もあります。
その性質や利用方法などから、自動車や航空機、ドローンといった現存するモビリティーとは一線を画す存在です。
「空飛ぶクルマ」プロジェクトは、経済産業省と国土交通省が主体となって2018年に発足した「空の移動革命に向けた官民協議会」から生まれたプロジェクト。
試験飛行や実証実験、民間企業・団体も参加しての議論のなかで、従来の発想や組織形態に縛られないチームとして、「空飛ぶクルマ」プロジェクトが始動しました。
このプロジェクトでは、都市の渋滞を避けた通勤、通学や通園、離島や山間部での新しい移動手段、災害時の救急搬送や迅速な物資輸送などの構想を描いています。国土の約7割が山地であり、膨大な数の離島を持つ日本において、空という空間を有効活用できる「空飛ぶクルマ」の有用性は計り知れません。
さらに、少子高齢化や、へき地に住む方々への公共福祉サービスの提供といった顕在化している社会課題に対しても、革新的な一手を提示できる可能性すら秘めています。
「空飛ぶクルマ」には、単なる新しい移動手段、輸送手段ではなく、日本という国が抱えるさまざまな課題を解消しうる「特効薬」としての期待もかかっています。
国家の特命プロジェクトチームに参画する「週1官僚」
「空飛ぶクルマ」プロジェクトでは、テクノロジードリブンで新たな社会インフラを構築・普及させていく必要があります。
行政が技術開発やインフラ整備などの分野を得意とする一方で、これらをどう既存の社会システムに組み込むか、またその安全性を訴えるだけでなく、真に安心してもらうにはどうすべきかを考えるといった社会受容性の向上についてはあまり得意ではありません。
経済産業省は、「空飛ぶクルマ」が社会に受け入れられるような土壌を育て、よりよい社会を実現していくためには、ビジネス視点を持ってサービスや技術を社会に広めてきたビジネスプロフェッショナルが必要だと考え、今回の公募に至ったということです。
副業・兼業という新しい働き方の可能性も提示
株式会社ビズリーチ 社長室 特命プロデューサー 加瀬澤 良年氏は、今回の公募が「副業・兼業限定」であることに触れ「民間企業では得難い知見や経験を得られ、「学び直し」のきっかけとなるでしょう。今回、行政主導の本プロジェクトに参加し、さまざまな立場の方々と日本の社会課題を解決することによって、ご自身の可能性を広げる機会にしていただけたら幸いです。」とコメントしています。
現代の日本が抱えるさまざまな社会課題を解消する可能性を秘めている国家プロジェクト「空飛ぶクルマ」。
SF映画やアニメなどで見た、クルマが空を飛び交う未来を作るメンバーに加われるまたとない機会です。「われこそは!」という方、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
公募概要
・募集期間:2019年3月7日~2019年4月3日
・応募方法:ビズリーチサイトから応募
・公募ページURL:https://www.bizreach.jp/content/executive/meti
募集職種①:コミュニティマネージャー(モビリティー) 業務内容: ・都市部や地域における移動弱者等の関係者が集まる場づくりと意見収集 ・関係データ・情報の分析を通じたビジネスモデルの構築 ・他モビリティーとの関係を踏まえた都市と地域における未来の移動予測の検討等 応募資格: ・都市政策や地方創生に関連する業務経験をお持ちの方 |
募集職種名②:パブリックリレーションズディレクター 業務内容: ・プロジェクトのPR戦略立案(メディアリレーション、チャンネル開拓) ・リアル、インターネット上の意見・反応の分析 ・分析結果を踏まえた政策立案コンサルティング(必要に応じて軌道修正) 応募資格: ・PR会社や事業会社等でPRの実務経験をお持ちの方 ・チームマネジメントの経験をお持ちの方 |
勤務時間:月4日程度を想定(応相談)
報酬:日給15,030円(交通費別)
交通費:別途支給(支給条件有り、上限額有り)
勤務地:東京都