DJIが「MATRICE 200シリーズV2」と「FLIGHTHUB」に新たな機能を搭載、目視外飛行や夜間飛行の基盤を築く

・信頼性の高い伝送 ……「OcuSync 2.0」を搭載し、最大8km（日本国内では5 km）の伝送距離で2.4GHzから5.8GHzの自動デュアル周波数帯域（日本国内では2.4GHzのみ利用可）の切替えに対応。高解像度・低遅延のデジタル映像伝送が可能になりました。

・堅牢なデータセキュリティ……送信されるデータは、最先端のAES-256規格を使用して暗号化されているため、重要な業務情報を確実に保護します。また、データへのアクセスは承認された関係者のみを指定できます。

・低照度下や夜間での飛行に、高い安全性……機体の上部・下部に追加された衝突防止ビーコンは、米国連邦航空局（FAA）の夜間適用免除基準を念頭に置いて設計されています。低照度環境下や夜間でも、安全な飛行を可能にしています。さらに、ADS-B受信機を搭載した「AirSense」も装備されており、ドローンに接近する有人航空機の情報を受け取れ、衝突リスクを抑えます。

・DJI Pilotアプリから機体の重心キャリブレーションが可能に……複数のペイロードを使用する際に、機体の重心キャリブレーションをDJI Pilotアプリから簡単に行えます。より安定した飛行に欠かせない機能です。

・新機能「TimeSync」でデータ精度を向上……フライトコントローラー、カメラ、GPSモジュール、RTKモジュールおよびサードパーティ製のペイロードや搭載アクセサリーを連続して連携させられます。位置データを画像フレームの中心に固定することができ、データの精度が向上します。

・プライベートクラウドホスティング……既存の組織リソースやセキュリティプロトコルを利用し、ドローンフリートの効果的なワークフローを構築できます。

・専用アプリ「DJI PILOT PE」……FlightHubエンタープライズ専用の新しいアプリ「DJI PILOT PE」は、高いデータセキュリティ要件を持つユーザー向けに設計された、DJIのフライトコントロールアプリのカスタマイズ版です。このアプリは、データをパブリックネットワークに送信せず、プライベートITインフラにホスティングされている導入先のFlightHubエンタープライズプラットフォームにのみ、直接接続されるため、セキュリティ面でも安心です。

・ファームウェア管理 ……ドローンのファームウェア更新を一元的に管理し、ドローンフリートを独自のペースで認証および更新できます。これによって、重要な任務遂行中の予期せぬ遅延やトラブルを回避できます。

・ミッションの自動送信……ウェイポイントまたは地図作成ミッションを各操縦者に自動で送信。ドローン運用計画を立て、監督することができます。

・網羅的なデバイス管理……機体とバッテリーの使用時間を含む機器の使用状況を記録できます。それぞれの機器が正しく機能しているかの確認や、機体メンテナンスのスムーズな実施をサポートします。