ドローンクルーズ:ナガンヌ島で過ごす 沖縄・ナガンヌ島(Vol.3)

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ナガンヌ島は、東西に長く伸びた小さな島で、その全長は1km程度。周囲を美しいサンゴ礁で囲まれ、ドローンでぐるっと一周すると美しい海とサンゴと島のコントラストが一望できます。
上陸用の桟橋も絶好の撮影スポットで、真っ直ぐに飛行させる技術があれば、橋に沿っての様々な空撮が楽しめます。オススメは、真俯瞰での橋と海との映像でしょうか。腕に自信のある方は、一度はトライしてみてほしい。

セグウェイを空撮してみる

アクティビティはいくつもありますが、まずオススメはセグウェイでしょうか。乗って楽しい、撮影して楽しい。
運転は比較的簡単で、慣れればどんどん進んでいきます。体重を前にかければ前進、曲がる方向に体重をかけると曲がる。操作を覚えるのに時間はかからないと思います。

セグウェイのような動体を撮影するために、「アクティブトラック」機能を使うのも良いです。
ですが、1kmもある、撮影し甲斐のある島。海以外にさえぎるもののない、比較的安全な環境ですので、こんなところでこそ、全編、自分で思うがままに追う撮影をしてみましょう。
実際にやってみるとわかりますが、様々な撮影の連続を楽しめますし、高度な練習にもなります。

ナガンヌ島の全景

島の東側がセグウェイ走行のコースになっています。ほぼ平坦なコースで、直線が多い。これはドローンで追うには追いやすいコースと言えるでしょう。
動体を追うには、スピードを合わせること。ですが、そのまま同じ方向で同じスピードで追うだけでは面白みにかけるので、例えば様々なバリエーションを付けていきます。

・真俯瞰で撮る


 動体が直線ではなく曲線移動(カーブの連続など)しているときなどは、真俯瞰の映像が面白くなります。ただ俯瞰して撮るのもいいですし、動体の向きに合わせてラダーするのも楽しい映像になります。

・正面を、バックしながら引いて撮る


 向かってくる動体を、後ろに下がりながら撮影します。高さを徐々に変えていくと、一層臨場感が出ます。下がりながら徐々に上昇し、カメラはティルトで徐々に下げる。この動きから、真俯瞰の映像に切り替わるのも良いですね。

・後ろから追いノーズインサークルで撮る

 少々スピードコントロールが難しくなります。バックショットから動体に近づき、右、左どちらかからノーズインサークルのように正面に回り込んでいきます。この時、当然動体は動いていますので、単なるノーズインサークルではなく、動体のスピードに合わせてラダーをしていく必要があります。また、正面に回り込んだら、同じスピードでバックするタイミングも重要です。

ウミガメと戯れる

最後に、ナガンヌ島の北側の海岸に多く棲息する、ウミガメの撮影もお奨めです。
海面から2mくらいの位置から、カメラは真下にし、ウミガメを探します。岩やナマコなどと見間違うことがほとんどです。ウミガメはゆっくりと泳いでいますので、ドローンもゆっくりと動かしながら探してください。
海面なので、ビジョンセンサーの挙動があります。気になるようであれば切ってもいいですが、そのままでもウミガメ探しには影響なしです。
大きめの岩のような丸い物体を探し、そこから小さく4つの足が出れば、それがウミガメ。クジラと同じく一度見つけたらじっくりと追っていきましょう。

いかがでしょうか。3回にわたって沖縄ナガンヌ島でのドローン空撮の魅力をお伝えしました。
日本にはまだまだ多くの空撮スポットがあります。このシリーズでは、ドローンで空撮したい様々なスポットを、撮影方法や注意点などを交えながらご紹介していきます。今後の記事もご期待ください。

【参考動画:セグウェイ!発進!!】
https://youtu.be/ADjwo2BopkI