世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産と空の旅」ツアー開催!軍艦島など九州4箇所の世界遺産を空撮で巡る

ドローンで空撮を行う方なら誰もが一度は撮ってみたい「軍艦島」。

昭和49年に炭坑が閉山、現在は無人の島となっていますが、最盛期であった昭和中頃には5,000人以上の人々が暮らしていたといいます。鉄筋コンクリートで囲まれたその荘厳な外観は、見る者を圧倒しますよね。

そんな軍艦島(長崎県端島)をはじめとする「炭鉱」「鉄鋼業」「造船業」に関する文化遺産を巡り、その歴史的背景を学びながら空撮を行うツアーが2019年5月23日(木)〜2019年5月25日(土)の2泊3日で開催されます。(旅行企画・運営・全体調整:ライオンズフィルム株式会社、監修:一般財団法人産業遺産国民会議

通常では撮影不可である文化遺産を、ご自身の手で空撮できるまたとない機会です!

本記事では、この”世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」と空の旅”ツアーの見どころと魅力をお届けします。

 

2年間の構想を経てついに実現! 世界遺産で生涯の記憶に残る空撮を

本ツアーの主催・企画・運営を行うライオンズフィルム(株)は、2016年にドローンの販売専門店&練習場「ライオンズファシリティ」をオープン。

以来、ドローンの素晴らしさを伝え、それをサポートするサービスを実現してきました。

「サービスを展開していく中で、九州の世界遺産を空撮する機会に恵まれ、いずれはこのような体験を会員の皆様にも提供したいと考え、今回の空撮ツアーを構想するに至りました。」と同社の南海絢史氏は語ります。

しかし、「世界遺産」という特殊な場所だけに、熟練した空撮の経験や安全対策などの知識や、高い撮影技術が多分に必要となってきます。

構想から約2年。屋外空撮プログラムや難易度に応じた空撮ツアー、そして昨年には東京湾での船上空撮ツアーの開催と、世界遺産での空撮につながるステップを経たうえで、今回満を持してこの”「明治日本の産業革命遺産」と空の旅”ツアーの実現に至りました。

安全を確保できる体制づくりが特に難しいため、個人で同じように撮影の許可をとることはほぼ不可能だとのことです。

関係各所からの理解を得、安全を確保する熟練のスタッフ、さらには世界遺産を熟知するスタッフを配置することでようやく実現が叶った本ツアー。

「この体制の確保のため、通常の国内ツアーよりも高めの価格設定ではありますが、ご参加者様の生涯の空撮経験としてこの機会をご活用頂けたらと考えております。」と南海氏。

ちなみに、すでに撮影が困難となっている軍艦島は、上記の体制と、さらにチャーターした船上から撮影するなどにより、特別に撮影許可を頂いているとのことです。

まさに千載一遇の機会。「一生の記憶に残る空撮」といっても過言ではありませんね!

 

深いストーリーと美しさをもつ、4つの文化遺産

本ツアーでは、先に紹介した軍艦島をはじめ4つの世界遺産を巡ります。

・軍艦島(長崎県 端島)

その名の通り、軍艦を思わせる岸壁と高層鉄筋コンクリートの建物跡が多くの人を魅了してやまない島です。その栄枯盛衰を感じさせる風景は、ぜひ一度この目で見てみたいものです。

本ツアーではチャーター船に搭乗し、船の上空および海上空から、軍艦島を撮影することができます(島への上陸・島上空への侵入は不可)。

海から撮る軍艦島は、また違った一面を見せてくれることでしょう。

・三池港(福岡県)

2018年に開港110周年を迎えた歴史ある港で、非常に大きな面積を有しています。後述する三池炭鉱で採炭された大量の石炭を搬出、海の玄関として活躍しました。

これまで多くの人々やモノが行き交ってきたこの場所。空からその姿を捉えると、その時代の人びとが作り上げてきた歴史と、それに支えられている現代の私たちの暮らしを深く感じることができるでしょう。

・三池炭鉱 宮原坑/三川坑(福岡県)

宮原坑は、三池炭鉱の主力坑として年間40~50万トンを出炭してきた坑口。

囚人を採炭労働に使役させる、いわゆる「囚人労働」が行われていた場所でもあります。近代化を支えた貴重な遺構ではありますが、どこか寂しげな表情も感じられます。

一方の三川坑は、当時の最先端技術が集結された坑口。昭和天皇のご入坑や労働争議、炭じん爆発事故など、炭鉱の様々な側面と史実を物語る貴重な施設です。

炭鉱の長い歴史における光と影を、記憶と写真にぜひ残しておいていただきたい場所です。

・三池炭鉱 万田坑(熊本県)

万田坑は、施設や設備が比較的よい状態で残っていることが特徴です。

当時のまま残っている、石炭産業と共に発展してきた炭鉱施設のシンボルは、空から撮影すると一体どんなふうに見えるのでしょうか。

世界遺産を深く味わい、知識を持って空撮できる

前述したとおり、本ツアーで巡るそれぞれの場所は「なかなか撮影できない、世界遺産である」という面だけではなく、さまざまなストーリーと歴史を持っています。

本ツアーでは空撮に加え、産業遺産登録に携わられた方から直接、遺産についてのお話を伺うことができ、各施設の見学も行程に含まれています。

各遺産についての知識を深めてから撮影に臨めるため、「撮りたい・伝えたい」などの思いを大事にでき、より表現力の高い映像や写真が撮れることでしょう。

経験豊富なドローン仲間が集まり、深い交流ができる!

そして、参加者と食事や宿泊、空撮をともにすることで、全国から集まるディープなドローン好きと交流を深めることができることも、旅行ツアーならではの醍醐味です。

個人旅行でドローン仲間を集めたり、許可・申請などを含めた行程を決めたりするのはなかなか大変ですが、ツアーなら気軽に参加できますし、同じく仲間がほしい・情報交換したいと思っている方が集まるので、コミュニティを広めることができます。

「本ツアーは、参加者の皆様同士で安全確認を行なって頂きながら実施します。空撮経験が豊富な方が集まるツアーですので、参加者様同士でお互いの空撮経験から得た安全対策やトラブル時の対処方法、より効果的な空撮方法などを共有頂き、情報交換しながらツアーを進めていければ幸いです。」(ライオンズフィルム:南海絢史氏)

 

“世界文化遺産「明治本の産業革命遺産」と空の旅”ツアーの概要

【開催日時】

2019年5月23日(木) 〜 2019年5月25日(土)

※雨天等悪天の場合もツアーは決行します。

※空撮予定日時が悪天等の場合は、状況により空撮が行えない場合もございます。

また、状況により撮影場所の変更の可能性や、世界遺産の見学ツアー等に変更になる場合もございます。予めご了承ください。

【料金】

285,000円(税別)

・料金に含まれるもの……現地でのチャーターバス代・チャーター船代・現地ガイド代・ホテル代・現地食事代・旅行保険代

※往復の航空券のご準備はお願い致します。

※料金にスキルチェック費用は含まれていません。(3,000円(税別))

【募集人数】

20名(先着順で満席になり次第締切ます)

※最小遂行人数:10名

【行程】

※行程は現在の予定です。今後の調整により変更される可能性もございます。

【お申込み対象者の方】

以下全ての条件を満たしている方のみ、お申し込み頂けます。

□ドローン自己所有者

※利用可能ドローン……Phantom4シリーズ、Mavicシリーズ、Inspireシリーズ

□総飛行時間30時間以上

□ドローン保険加入済みの方(対人・対物)

□ツアー開催時点で有効な地方航空局の許可を取得されている方

 

 場所:日本全国 or 長崎・福岡・熊本

 空域:人口密集地

 飛行の方法:人や物件、建物から30m未満の飛行

 ※事前に許可書の提出が必要

 

□技能認定を取得されている方(いずれかひとつ以上)

 

・ライオンズファシリティドローンスクール修了

・ライオンズファシリティDJICAMP修了

・その他、国土交通省認定の講習団体による認定修了

 ※事前に修了証等を確認させていただきます

 

□以下のいずれかひとつ以上を満たす方

 

・ライオンズフィルム株式会社開催の屋外撮影プログラムに参加したことがある方(館山、柏(手賀沼)、市川(江戸川)、東京湾)

・ライオンズフィルム株式会社の技能認定(ライオンズファシリティドローンスクール or 弊社DJI CAMP)を取得されている方

・スキルチェックを事前に受けた方

 ※事前にスキルチェックが受けられない方は、ツアーの初回フライト時点でチェックを実施

 ※スキルチェックについてはこちらをご確認ください

 

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