ドローンクルーズ:20000年の重み。太古のバームクーヘンをたいらげる! 伊豆大島(Vol.2)

伊豆大島の魅力はいくつかありますが、歴史的・地理的な魅力と言えば、日本ジオパークに認定された当地は、ゴツゴツとした溶岩の岩場や黒い浜などの独特な風景があります。それは、いわゆる日本の馴染みの景色とはまた少し異なっていて、異世界のような雰囲気を醸し出しています。

僕にとって大島訪問はこれが2回目となります。
今回ご紹介したいスポットは、地層断層面。バームクーヘンと呼ばれる地層の断面が連なる場所です。

地層を空撮する

雨を含んだ地層は、少し茶色が濃くなり、バームクーヘンの生地にココアかコーヒーでも混ぜたような色合いです。
大島一周道路(都道208号線)がすぐ脇を通っており、比較的交通量もありますので、道路には入らないように、十分に距離を開けます。
道路と並行して電線が走っています。比較的低めの電線で、高度を20m以上で保持するなどして、移動の際の安全を確保します。
地層は、600mほど続いていますが、その半分でも滑らかに横移動で撮影するだけでも面白いです。

ここは初心者向きの撮影場所にもなります。
初心者の方が練習がてら、様々な角度から撮影するのにうってつけの場所です。

エルロンで撮影する

地層は若干波打った曲線を描いているものの、概ね横移動(エルロン)だけで撮影できます。高度と地層からの距離を保ち、横移動で撮影します。

斜め移動で撮影する

これは少し難しいかもしれませんが、機体を地層に斜めに向けたまま、地層に沿って撮影します。この時、前進+右(もしくは前進+左)の2舵を入れているはずで、この2舵を常に同じ加減で入れ続け、滑らかに移動すると美しく撮影できます。

通る車を入れて撮影する

動体の撮影は楽しいものです。都道208号線は、時間帯によっては比較的交通量がありますので、地層を撮影しながら、車も捉えることが可能です。黄色い大島周遊バスなどは、目立った色ですし映えますね。
ただし、動体撮影は、モニターを見入る撮影になり目視外ですので、十分注意が必要です。初心者の方は必ず補助者を立て、機体が道路に寄りすぎないか、あるいは木や電線に近づきすぎないか、などの目視による注意をしてもらうようにしてください。
適切な高度や距離を保っているつもりでも、動体を追うとつい夢中になって周囲の状況がわからなくなっています。第三者による目視確認で事故を未然に防ぐようにしましょう。

100層以上も重なるこの地層は、なんと20000年前の地層と言われる部分もあるそうです。
三原山の噴火によって降り積もった灰(スコリア火山灰というらしいです)が、これほど見事に見られるのは大変な価値あるものだそうで、世界的にも有名なのだそうです。
ぜひぜひ、大島に来て、空撮ももちろんですが、地上からも撮影してみてください。美しい地層が夕陽に映える様を捉えられたら最高です。

最後に、地層大切断面(バームクーヘン)をタイムラプス風に。

 

【ご相談・許可・届出先】
※特別な許可をいただいて撮影をしています。

★大島町役場 観光課
★大島観光協会
★大島支庁:空港・港湾関係[岡田港、元町港、波浮港]
★東京航空局 大島空港出張所
★大島支庁 土木課
★伊豆諸島自然保護官事務所[三原山・裏砂漠関係]

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Tooru Kusakari
1990年からPC・UNIXベースのシステム設計・開発技術者としてスタートする。 ソフトウェア販売・マーケティングを習得し、国内ITコンサルティング企業に転職。 流通・小売、製造、地銀等のITコンサルティング、プロジェクトマネジメントを実践。 現在はこれまでの経験を活かし、新規事業創出・企画者育成、イノベーター育成・事業承継支援等を行っている。 2017年4月にドローンに本格的に取り組む。 2017年5月デジタルハリウッドロボティクスアカデミードローン専攻を卒業。 国土交通省の「無人航空機の飛行に関する許可承認書」を取得。 2018年には、DJIスペシャリスト、JUIDA認定講師の資格を取得。 現在、全国の空撮現場や、ドローンを教材にした人材育成分野の現場に多く携わっている。