岩手県ドローン協会が災害防災協定締結、DJI社製新型物資搬送ドローン「QS8」を採用

岩手県ドローン協会が、岩手県雫石町とドローンを活用した災害時等業務協力協定を締結したと発表しました。採用したドローンは、DJI JAPAN、あきる野市、スカイシーカーの3者で共同開発された新型の大型産業用ドローン「QS8」。今後は町が協会に年間委託料を支払い、大雨災害などの大規模災害や山岳遭難事故発生時に出動を要請します。

DJI社製 QS8 概要

QS8は最大6kg(推奨)の物資を積載することができる、物資搬送に特化した機体。さらに、高性能な防塵・防滴性能や拡張性の高いカメラマウントを有しており、様々なカメラが搭載できることから、災害現場の正確な状況確認も可能であり、大規模災害現場での飛行に非常に適しています。

従来のドローンでは、電波通信が遮断されるという問題から災害現場や山間部での飛行は非常に困難でしたが、QS8では新型の制御基板により、何らかの原因で電波が遮断されても目的地へ自動で着陸し、安全に物資を搬送することが可能です。

QS8の詳細はこちら↓
http://skyseeker.jp/archives/products/qs800/

QSのカタログはこちら↓
http://skyseeker.jp/wp/wp-content/uploads/2018/05/QS_catalog.pdf 

QS8の特徴

・積載BOXには最大6kg(推奨)の物資が積載可能。
機体下部に搭載されている積載BOXには様々な緊急物資が積載可能です。また、送信機からの操作で遠隔によるBOX扉の開閉が可能なので、物資の投下も可能です。 

・高い防塵・防滴性能により天候時の飛行が可能。
8枚羽による安定性が高く、最大風圧抵抗は12m/s。
IP56の防塵・防滴性能を誇り、悪天候時での飛行も可能です。

・カメラマウントには様々な高性能カメラが搭載可能。
拡張性の高いカメラマウントには高性能赤外線カメラ、高倍率ズームカメラ、空撮用4kカメラと様々なカメラを搭載することができます。

・電波が遮断されても目的地に自動着陸が可能。
送信機と機体の電波通信が遮断されてしまうと離陸地点に強制帰還する従来のドローンでは災害現場や山間部での物資搬送は困難でしたが、QSシリーズではオンボード制御基板により、電波の遮断が起こっても設定した目的地への自動着陸が可能です。