アイネット、ドローン事業の実証実験が可能な専用飛行場を開設

株式会社アイネット(以下、アイネット)は、トライポッドワークス株式会社Dアカデミー株式会社ドローン・ジャパ ン株式会社の三社と協力し、ドローン事業を検討する企業のための実証実験場(PoC環境)である「ドローン飛行場」(Dream Drone Flying Filed:DDFF)を、2017年6月1日から千葉県君津市に開設します。

 DDFFは、千葉県君津市のドローン飛行禁止区域外に位置し、都心から1時間程度で移動可能な大規模ドローン飛行場です。アイネットが「Dream Drone」として展開する“ドローン IoT プラットフォーム事業”の一環として開設され、ドローン事業を検討する企業に対して実験・検証を行うためのフィールドとして機能することを目的としています。

約 40,000m²の敷地内では、飛行場をはじめ、ドローンおよび周辺機器の提供や、ドローンの操縦・映像撮影指導などのサービスを利用でき、各種実証実験を行うためのフィールドが設置される予定です。さらに、アイネットが提供するDream DroneのGPUクラウド基盤が優先的に提供され、ドローンの飛行データ、センシングデータ、4K映像や大量の画像データをクラウド上に蓄積でき、GPUクラウドでの編集・ストリーミング配信を行うことができます。

企業の目的に応じて細かなサービスを提供

DDFFでは、利用する企業の目的に応じて、さまざまなサービスが設定されいています。

1. ドローンに関するノウハウを有しているが、実験・検証を行うための場所がないと考えている企業について

・ドローン飛行場の利用
・ドローンを活用した各種実証実験フィールド
(農作物、土木工事、地形測量、設備点検、自動運行、非GPS飛行、避難救助など)
・GPUクラウドによる、ドローン飛行、センシング、映像・画像データの蓄積、編集環境の優先的な提供

2. ドローンに関するノウハウや機材がなく、ドローンで何が出来るかを試してみたい企業について

・ドローン飛行場の利用
・ドローンおよび周辺機器の提供
・ドローン操縦指導
・ドローンによる映像撮影指導
・GPUクラウドによる、ドローン飛行、センシング、映像・画像データの蓄積、編集環境の優先的な提供

高度な映像編集が可能なGPUクラウド基盤

DDFFの利用者は、アイネットが提供する次世代クラウドサービス基盤「Next Generation EASY Cloud(以下、NGEC)」を利用できます。

NGECは、高性能の画像処理装置(GPU)を有しており、4K映像や3D画像の編集に必要なツールを、アイネットの仮想デスクトップ「VIDAAS」で利用できます。これにより、手元に高性能なPC がなくても、リモート環境での映像編集や3D データの作成が可能となります。また、撮影・編集した映像は、NGEC上の動画配信プラットフォーム「Kaltura」からストリーミング配信でき、作成した3D データは、3D モデルリポジトリ「Sketchfab」に連携することができます。

■問い合わせ先
株式会社アイネット
TEL:045-682-0845
E-mail:dream.cloud@inet.co.jp