自動車メーカーのFord社(本社:アメリカ)が、今年3月にドローンを用いた事業展開を進めていくと発表しました。当時はFordがドローンの取り組みをしていることはあまり知られていなかったため、市場関係者を驚かせました。
自動運転のサポートを行うドローン
ドローンを利用する、といっても車両を空に飛ばすわけではありません。では、ドローンをどんな用途に利用するかというと、ドローンの持つカメラ機能やセンサーを用いた自動運転機能のサポートとなります。
今後自動運転が実装されていくにつれて、たくさんのセンサーが車両に搭載されるでしょう。Fordの取り組みは、そのセンサー機能の一部をドローンに担ってもらおうというものです。ドライバーをアシストするその機能は現在特許申請中で、ドローンのアシスト機能が搭載された自動車の販売も近い将来行われるかもしれません。また、今後はドローンのカメラ機能を進化させたシステムが搭載されるのではないかと予測されています。
昨年の秋頃に、このプロジェクトの前身であるでもビデオがFord公式チャンネルより公開されています。ドローン自体は人間が操縦し、その画像処理によって歩行者を検知するというものでした。しかし、今回発表された詳細では、それすらも自動化し、離着陸も自動で行うという、完全フルオートを目指すとされています。
ドローンと自動車が一体となった自動運転車、未来が楽しみです。
参考:Demos with Drones: Pre-Collision Assist with Pedestrian Detection | 2018 F-150 | Ford https://www.youtube.com/watch?v=QsmXHAo7r14