中国のドローンメーカー、Zero Zero Roboticsが主力商品であるHover Camera Passportの販売をApple.comとApple Storeにてスタートすることを発表しました。
Hover Camera PassportはカメラとAIテクノロジーを掛け合わせた自律飛行型ドローンです。折りたたみ可能なドローンは242gと軽量で持ち運びも容易。あらゆるシーンを自撮りするのにピッタリでしょう。
これからアメリカ、カナダ、中国、香港、イギリスと5つの国と地域のApple Storeで販売予定。来月にはさらに購入可能な国は増えるそう。
Hover Camera PassportはApple限定のメニュー価格で購入することができます。本体一台、バッテリー2個、アダプター、充電器、専用バックがセットとなっています。
Appleユーザーの獲得も視野に。グローバルに販路拡大を目指す
Zero Zero RoboticsはAppleと連携に伴い、いくつかの製品のサービスアップデートが行われました。
①iMovieやFinal Cut Pro XなどのApple動画機能との統合による、編集や共有機能のアップデート
②本体とアプリに自動編集に対する新しいユーザーインターフェイスが追加
Hover Cameraは日本でもまだ見かけることがほとんどない機体。まだ海外での流通経路は限定的です。今回のAppleとの連携により、海外への販路拡大が期待されます。
またAppleユーザーは潜在的なHover Cameraの購入者にもなりえます。
小型の自律飛行型ドローンは多くのスタートアップが立ち上がりましたが、先行予約で3,400万ドルを獲得したLilyが2017年1月に事業停止をしたように、まだまだ成功している企業は少ないのが現状。
出荷までのプロセスを成功させ、さらにAppleと連携するなどグローバル展開を図るZero Zero Roboticsの動きは今後も注目です。