ドローンがパソコンや自動車のように普及した社会を想定し共創していく ― こんな壮大な目標を掲げたコンソーシアムが慶応義塾大学に発足し、1月28日に記者会見が行われました。
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ドローンを使いこなす人材を輩出する取組み
コンソーシアムで取り組む3つのテーマの1つは教育。
ドローンを使いこなせる人材を増やしていくことを目標に、湘南藤沢キャンパス(SFC)全体で ドローン飛行許可を申請中で、学生100名に1台の割合で中型のドローンが用意されているそうです。
これにより、会議室を予約するような気楽さでドローンが飛ばせるようになるとのこと。
また、ドローン技術だけでなく法制度や安全保障に関連した科目の開設も予定され、 ドローンを始めるのに必要な環境が全て整うようで、なんとも羨ましい限りです。塾内にはドローンのサークルも存在するなど、ドローン好きに人気の大学になりそうです。
日本は海外と比べて飛行環境の面で不利だとよく言われますが、逆に都会でドローンを安全に飛ばす仕組みやルール作りにはチャンスがありそう。 湘南藤沢キャンパスから始まり、三田のような都心のど真ん中のキャンパスでもドローンを飛ばせるようになったらすごいですね。
大学を拠点にした先進的な取組みの今後に注目です。
また、コンソーシアムには実業界のメンバーも加わり、産学連携の取り組みにも力を入れていくとの説明がありました。
次回は、研究や社会展開の取り組みについてレポートします。