ドローン飛行支援地図サービス「SoraPass」が正式リリース

ブルーイノベーション株式会社が、日本最大手の地図制作会社である株式会社ゼンリン、ドローン産業の発展を支援する一般社団法人のJUIDAと組んで、ドローンの事業利用を一元的にサポートするサービスを開始することを発表しました。

SoraPassの提供するサービス

今回正式サービスが発表された「SoraPass」は、会員登録をするだけで飛行許可申請が必要な空域を把握できる地図サービスを利用することが出来ます。また、国土交通省への飛行申請書の作成や行政書士による申請代行といった付随サービスも有料で提供しています。

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SoraPassの事業としての狙い

2016年1月から開始した地図サービスの実証実験では、1万人のユーザーを獲得するなど予想を超える反響があったとのことで、今後3年間で10万人の会員獲得を目指すようです。

実証段階における利用者の内訳は企業と個人が半々だったようですが、月曜から金曜の利用者が高いとのことで、実態としてはビジネスにかかわる利用者が大半と見込んでいるようです。

ドローンを日常的に利用する会員を確保した上で、認定スクールや損害保険、飛行場や製品といったドローンに関連する様々なサービスの紹介や広告によって事業を拡大していくようです。

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今後のサービスの進化に期待

ドローンを購入しようか考え始めたときに、自分が飛ばしたい場所での飛行が可能なのかは重要な情報です。そして、いざ飛行申請書を作成しようと思っても、初めて作成する際には多くの手間や時間が必要になります。
安心してドローンを飛ばすためのサポートをしてくれるSoraPassのようなサービスがドローンの普及に果たす役割は大きいと思います。

(サービスを開始した5/25時点では)使い勝手に改善の余地も感じましたが、今後、各地方自治体の条例による規制も把握できるようになったり、申請書作成の使い勝手を良くするといった改良が継続されて、ドローンを使いこなす人を増やすきっかけとなったりするようなサービスに育っていくことを期待したいと思います。

SoraPassのサービスサイトはこちら
http://www.sorapass.com

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左:ゼンリン藤沢本部長、中央:JUIDA鈴木理事長、右:ブルーイノベーション熊田社長