Drone Fund がブラジルの農業用ドローンスタートアップ ARPAC へ出資を実行

ドローン関連のスタートアップに特化した投資ファンドのDrone Fundが、ドローンを利用した農業用ソリューションを展開する ARPAC(本社:ブラジル・サンレオポルド、CEO:Eduardo da Costa Goerl 以下、アルパック)へ、Drone Fund 2号(正式名称:千葉道場ドローン部 2号投資事業有限責任組合)からの出資を実行しました。

今回の出資の背景

全世界の農業輸出の約7%を占めるブラジルは、EU、アメリカに次ぐ世界第3位の農業大国です。サトウキビやコーヒーの生産量は世界一を誇ります。広大なサトウキビ畑や、傾斜地に位置するコーヒー畑などでは人手が不可欠なため、精密農業の導入によるブレイクスルーが大いに期待されています。

アルパックは2014年にブラジルに設立された農業用ドローンのスタートアップです。サトウキビ畑とコーヒー農園をターゲットとしたドローンによる農薬・益虫散布のソリューションを、2018年からサービス展開しています。アルパックのドローン・ソリューションは手作業と同じコストで約80倍も速く作業ができるとの試算もあり、ブラジルで加速するアグリビジネスの筆頭格となっています。

Drone Fundが中南米の企業へ投資実行するのは初。日本では、かねてから農業分野における商用ドローンの利用が期待されており、2024年には商用ドローンの国内サービス市場の20%を占めるとの予測もあります。農業大国のドローン・スタートアップへの出資を契機として、農業分野におけるドローン利用を活性化させていくとともに世界規模でのドローン前提社会の実現に向け、今後も取り組みを進めていくとのこと。

アルパックについて

アルパックは2014年、ブラジルのサンレオポルドに設立されたドローン・スタートアップです。ドローンを用いた農薬散布・益虫散布などの化学的・生物学的な手法、および高精度の 画像サーベイを通じて、より効率的な営農支援ソリューションを提供しています。

・名 称:ARPAC(アルパック)
・代表者:Eduardo da Costa Goerl(共同創業者、CEO)
・所在地:Rua Riveira, 270. Petrópolis. Porto Alegre. Rio Grande do Sul. Brazil
・URL:http://www.arpacbrasil.com.br/