黄金崎は夕陽の名所として知られています。
静岡県の伊豆半島の西側にあるこの岬は、海に沈む夕陽が美しく、海面に光り輝く太陽の道が、まっすぐにきらめくように見ることができます。
ここで最もインパクトのあるのが、「馬ロック」と呼ばれる大きな岩。まさに馬が水を飲んでいるような横顔の岩で、2015年に「日本の奇岩百景」に選ばれています。
馬ロックを攻める
3月の夕陽は、この写真の位置に沈みます。
天候次第では、濃いオレンジ色、燃えるような赤に近いオレンジ色の岩肌になり、まさに夕陽こそが主役であるとまざまざと見せつけられます。
ドローン空撮の場合は、赤く染まった馬ロックを撮影するもよし、馬ロックがシルエットになるような位置から遠く夕陽を狙うもよし、サンセットロードを追いつつ、その太陽の道を横切る船を追うもよし、どこをどう切り取っても夕陽の良さをしっかり納められる場所です。
離陸ポイントですが、私たちがよく使うのは、駐車場の北側に位置する木製のテーブルがあるエリアです。
観光客が使用しているようなら空くまで待って、空いたら使うようにしましょう。
オススメの夕陽撮影ポジション
さて、夕陽撮影のオススメの機体ポジションを図で示します。
1.夕陽に映える馬ロックを撮る
2.展望台をシルエットにして撮る
3.夕陽ど真ん中にダイナミックに撮る
夕日を撮りたいのか、それとも夕日を受けて輝く岩肌を撮りたいのか、さらにはシルエットとなる影を撮りたいのか、被写体が変わると撮影時の設定にも調整が必要です。
夕日の状況でNDフィルターを選択しよう
悩ましいのは、NDフィルターの選択です。
夕日の明るさと、影の暗さの差が激しいので、NDフィルターの選択によっては、どちらかに対応できません。被写体を決めてNDフィルターを選択します。
やはり、夕陽の町ですので、夕陽メインに撮影したいところです。まだ沈むまでに時間があるなら、NDを少しあげてND16やND32でも良いかもしれません。これが、だんだんと沈み空に濃い青が混ざり始めてきたら、NDなしでもいいかもしれません。その見極めを早めにして、良いタイミングを逃さないようにしたいものです。
黄金崎・馬ロックの映像はこちら。
西伊豆の絶景ポイントは豊富です。
今後も、さまざまな場所をお伝えしたいと思います。
【ご協力】
西伊豆町役場
西伊豆観光協会