ドローンクルーズ:日出ずる街 千葉・銚子市

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日本一の日の出の街・千葉県銚子

銚子港の2018年の水揚げ高は25万2386トンで、8年連続で日本一。
春大根の収穫量(22,800t)、作付面積(427ha)、出荷量(21,500t)の全てが日本一。
春キャベツの収穫量(43,100t)、作付面積(932ha)、出荷量(40,300t)の全てが日本一。
ヤマサ醤油とヒゲタ醤油があり、千葉県全体では醤油出荷量日本一。
漁業、農業などの産業が盛んで、観光地でもある銚子市は、千葉県の最北東部にある街です。

そして、なんと言っても、日本で一番早く初日の出を見れる地。
そう、ここ銚子は「日出ずる街」と題するにふさわしく、美しい日の出を見ることができる街です。

銚子を代表する空撮スポットは、やはり犬吠埼灯台が挙げられるでしょう。
東を望む灯台の先に、水平線からゆっくりと昇る太陽が、徐々にその光の強さを増しながら、灯台を明るく照らしていく様は、ドローンだからこそ納められる絶景となります。これはぜひ撮影していただきたい。
その日の出を見るために、深夜の東京外環自動車道をひた走り。最近、外環自動車が伸びて、東関東道、京葉、千葉東金、圏央道とつながったので、埼玉からもかなり行きやすくなりました。2時間くらいで到着します。

灯台目線で日の出を見る

犬吠埼灯台の高さ(地上から塔の先端までの高さ。灯塔高という)は、31.3m。
そのさらに上、40~50m程度の高さから、朝日が出てくるのを待ちます。画角には、灯台越しに朝日が見えるようにスタンバイ。この灯台に来たら、まずは朝日をしっかりと撮影します。
何と言っても、日本一早く日の出を見れる地。ここで、灯台の朝日を撮影するには、やはりこの位置で待機するのがセオリーでしょうか。

フィルターは、ND4あるいはND8で様子を見ます。雲が全く出ていなければ、ND8を迷わず装着なのですが、雲の厚さで明るさが変わることが想定できるので、4とするか8とするかは、実際にフライトさせて見極めます。雲一つなく眩しい朝日が飛び込んでくるようであれば、ND16でも良いです。

日の出を撮影するにも、ルールを守って

犬吠埼灯台を撮影する場合には、まずは銚子市役所に問合せをしてみてください。
銚子市役所産業観光部観光商工課内 銚子フィルムコミッションでは、犬吠埼灯台周辺で開催されるイベント情報などを持ち合わせていますので、空撮したい日程が他のイベントと重複していないかなど、有意義なアドバイスをいただけます。
また、飛ばす場所によってになりますが、千葉県銚子土木事務所の管理する場所も多分に含まれますので、同所の管理用地課にも問い合わせをしましょう。既定の用紙に必要事項を記載して届けを出すことになります。

また、犬吠埼灯台の北側に広がる君ヶ浜ですが、そこに隣接する君ケ浜しおさい公園は、銚子市都市整備課の管理です。ここは、基本的にドローン空撮などの一切の撮影を認めていませんので、指定された範囲の敷地に侵入しないようにします。
どうしても撮影したい場合の手続きもあるようですが、かなり厳しい申請になると思いますので、市役所とよく相談するようにしてください。

【撮影協力】
 銚子市役所 産業観光部 観光商工課
 銚子土木事務所 管理用地課

銚子の町を行く・銚子電鉄

もう一つ、銚子と言えば、その代表として思い起こさせるのが銚子電鉄です。
一時期、様々な理由で経営不振で落ち込んだものの、「ぬれ煎餅」や「まずい棒」などのヒット商品を出し、応援してくれる多くの人たちの努力で再建しました。
そんな銚子電鉄を、キャベツ畑で囲まれた場所から、ドローンで空撮しました。
夕方に近い時間帯、その哀愁漂う雄姿は力強く畑を進みます。町の足としての役目を担い続け、いつまでも町の人々に愛される鉄道。すでに、多くの魅力的な映像を配信している同社ですが、僕らとしても、これからも、銚電を撮影して魅力を発信する一助になりたいと思います。

※銚子電鉄では、ドローン空撮について注意事項を記載していますので、ご一読ください。
http://www.choshi-dentetsu.jp/detail/railway/77

夕刻のキャベツ畑を走る、銚子電鉄の雄姿です。