ドローンクルーズ :養老渓谷を行く[千葉・粟又の滝・金神の滝]

ここまで滝を連続で紹介してきましたので、今回もまた、関東近辺の滝のご紹介をしておきましょう。

粟又の滝の景観に驚く

千葉県大多喜町にある養老渓谷の中に、その滝はあります。「粟又の滝(あわまたのたき)」は、県下有数の名瀑布で、特に紅葉シーズンの紅葉が有名な場所でもあります。
水量が多い時のこの滝の迫力にも驚きますし、新緑に映える初夏や、彩り豊かな秋にもその美しさを堪能できる滝であり、通年で楽しめる滝です。

粟又の滝の撮影は、撮影そのものは比較的簡単ですが、前述したように、かなり有名な見所にもなっていることから、観光客が多いです。観光客は、滝の目の前の中州にまで来ますので、多い時には上空に飛ばすことは控えてください。
また、滝の落ち際辺りから川を遡った上流には、露天風呂の宿があります。撮影の際には、露天風呂の営業時間を確認して、了承を得てからの撮影になります。

GPSは比較的入りやすいロケーションです。他の滝の撮影同様に、ビジョンセンサーは切っておいたほうが水面の動きに惑わされません。滝の表面に近づきやすい滝でもあるため、目視ができていれば、障害物センサーもなくても大丈夫でしょう。

粟又の滝から下流の渓谷は、随所に珍しい地層や、魅力的な流れの岩場もあることから、滝の撮影の延長で渓谷を撮影するのも良いと思います。

金神の滝は難易度アップ

粟又の滝から県道178号線を進み、滝見苑のごりやくの湯の駐車場の先に、金神の滝があります。


金神の滝は、高い木に囲まれ、枝も多く出ていることから、滝に沿って上昇下降する程度しか撮影できませんが、それでも十分に美しい景観を撮影することができます。
ここは、粟又の滝と異なり、極端にGPSが入りません。ビジョンセンサーが生きたままだと、15m程度の高さまでしか上がりませんので、ここもビジョンセンサーは切ったほうが上の方まで撮影できます。
自然と、ほぼATTIモードと同じ状態になり、かつ狭い空間での操作になるため、その難易度は極端に上がりますが、ぜひともチャレンジしたい滝になります。


慣れないうちは、ずっと目視で機体を追いながら、周囲の枝や、滝そのものに触れないよう、細心の注意を払って機体を操作します。特に、ここでは上方を向いたままの操作になりますので、プロポを持ち上げてモニターと機体を両方見れるようにするとベストです。

ここ養老渓谷では、多くの魅力的な滝が存在します。今回紹介した2つの滝以外もチャレンジし甲斐のある滝ばかり。ぜひ、撮影に挑んでください。

粟又の滝の映像

金神の滝の映像

※関係各所に特別な許可をいただき撮影しています。