【ドローン活用アイデア】ドローンを使用したデーターの物理的運搬と転送速度

出典:http://www.businessinsider.com/afp-drone-postal-deliveries-begin-in-switzerland-2015-7

コンピュータの進化と共にメモリやハードディスク、SSD等の容量も大きくなりました。そこで重要になってくるのがデータの転送速度です。

例えば自宅のPCが最高スペックのものだったとしても、そのデータをネット上でやりとりする場合、ネットの通信速度を上回るコトはできません。つまりデータの送り元から届け先までのどこかに遅い部分があるとそこは遅いままなのです。

そして現状では多くの場合、インターネットやLANを経由したデータのやりとりに最も多くの時間がかかります。

少々昔の記事になりますが、こんなもの(http://labaq.com/archives/51806021.html)があります。今なら鳩の代わりにドローンでできるのではないでしょうか。

つまり、ドローンでハードディスクなり、データー記憶媒体を運ぶ、というコトです。データが膨大になればなるほど、物理的に運ぶということが有利になるのではないでしょうか。

もちろん、物理的にデータの入ったものを運ぶとなればセキュリティ対策は万全にしておかなければなりません。一例を上げると物理的に運搬するハードウェアに、通常ではやらないレベルの面倒なセキュリティ対策を取ったとしたら、その解除法だけ通常のEメールで送ればいいのです。

セキュリティの解除方法と実際のデータが違う経路で届くだけでもデータの安全性は飛躍的に向上します。また、セキュリティで安全性の高い対策をいとも簡単に採用するコトができます。ハードディスクをちょいと改造して、GPSと連動させて指定地点でないと正しく動かないなんていう対策もいいかもしれませんね。

また、同型のドローンをダミーとしていくつも飛ばしておけばそれも有効だと思われます。その中のいくつかが必要なドローンで、そのいくつかを全部回収しないと正しくデータを受け取れない、といった具合です。また、当たりも外れもなく、全部回収すればデーターを連結できる、ということはできないようにしておけば安全性がさらに高まりますね。

さらにセキュリティ方面でドローンを考えると、通信会社や運送会社という第三者を経由しなくていいのです。社内の重要機密情報も本社ビルの窓から支社ビルの窓に直接届くので、スパイの紛れ込む隙は減るコトになります。

「ドローンで何かを運ぶ」というのは誰でも思いつく上に既に実現されているアイデアですが、データを運ぶというのは案外いい使い方なのではないでしょうか。