ドローン人材育成やドローン空撮事業を展開する株式会社アマナビ(本社:東京都品川区、以下「アマナビ」)と、ドローン産業のコンサルティングをグローバルに手がけるPwCコンサルティング合同会社(本社:東京都千代田区以下「PwCコンサルティング」)が、企業のドローンを利用した業務コンサルティングと運用ソリューションで協業することに合意しました。
この協業は、ドローン分野の専門スキルを有する人材の育成・提供を、運用支援という形で行うという内容です。これにより、企業や地方自治体におけるドローン技術の活用促進を目指すとのことです。
ドローンビジネスの市場規模の拡大と人材確保
ドローンビジネスの日本国内における市場規模は、2019年度には前年比56%増の1,450億円に拡大し、2024年度には5,073億円(2018年度の約5.4倍)に達すると見込まれています。
出典:インプレス総合研究所『ドローンビジネス調査報告書2019』
企業や自治体におけるドローン活用が急速に広まりつつある一方で、優秀なドローン人材の確保が難しいこと、また、その相談窓口が未だ確立されていないという現状があります。
ドローンをこれから活用したいと考えている企業や自治体の需要が高まるなか、アマナビとPwCコンサルティングは、今回の協業で各々のもつサービス提供によって、ドローンの利活用促進を図るとのことです。
両社の特色や実績、そして協業により具体的にどのようなサービス提供・支援が期待されるのかみてみましょう。
ドローン活用における豊富なノウハウを持つアマナビ、ドローンコンサルティングをグローバルに展開するPwCコンサルティング
アマナグループであるアマナビは、「アマナドローンスクール」を企画・運営しています。高いドローン操縦技術と豊富な空撮実績を持つドローンパイロットが講師を勤め、開校以来800名以上のJUIDAライセンス取得コース卒業生を輩出。ドローンスクールとして国内トップクラスを誇る実績を有しています。
一方、PwCコンサルティングは、さまざまな業種においてドローンを活用した事業推進のためのビジネスモデル構築支援、業務オペレーション設計、データ解析などのドローンソリューションの開発・運用をサポートするコンサルティング企業です。
ドローンテクノロジーによる事業全体の付加価値向上のためのコンサルティングサービスを行っており、多くの企業や自治体とのタッチポイントを有しています。
それぞれ豊富なノウハウと実績を持つ両社は、今回の協業で次のようなソリューションを提供するとのことです。
・PwCコンサルティングが、ドローン活用を検討する企業や自治体に対してビジネスモデル構築、オペレーション支援を行う。
・さらに、そのチャネルを通じてコンサルティングを行い、顕在化したニーズに合わせてアマナビが適切に育成したドローン人材を企業へ提供する。この枠組みによって、アマナビによる個人のドローンスキル向上と就業支援も行われます。
両社によるドローンの産業利用における運用支援体制が構築されることで、企業や地方自治体におけるドローン利用のさらなる活性化や、ドローン市場の大きな成長への寄与が期待されますね。