日本ドローンレース協会が全国3ヶ所に支部を設立

一般社団法人日本ドローンレース協会(JDRA)が、全国3ヶ所に支部(関西支部、東北支部、四国支部)を設置したとの発表を行いました。今回設立されたJDRAの支部と支部長は以下の通り。

  • JDRA関西支部:カイトコーポレーション株式会社 山崎 鉄兵 http://kite-corporation.com/
  • JDRA東北支部:東北ドローンレース倶楽部 加藤 和幸 http://dronerace.jimdo.com/
  • JDRA四国支部:四国ドローンレース協会 渡邊 槙太郎

JDRAの発表によると、全国のドローンパイロットがドローンレースに気軽に参加できるようにするため、今後、中国、九州、北海道、北陸、沖縄、東海など全国各地に支部を発足する予定とのこと。この活動により、ドローンレース人口の拡大を狙っているようです。

JDRAのこれまでの実績

今回の支部設立にあたって、JDRAのこれまでの活動を振り返ってみると、非常に多くのドローンレースをはじめ、体験会や講習会を実施していることがわかります。

  • 2015年1月 第一回Japan Drone Championship(秋葉原)
  • 2015年4月 第二回Japan Drone Championship(秋葉原)
  • 2015年10月 ”ふれあいフェスタ”ドローン体験会(茨城)
  • 2015年11月 第二回仙台市ドローン活用行政セミナー(仙台)
  • 2015年12月 DRONE AIR RACE(千葉)
  • 2016年2月 仙台市ドローン活用行政セミナー(仙台)
  • 2016年2月 宮城県ドローン活用行政セミナー(宮城)
  • 2016年6月 Japan Drone Nationals ハワイ世界大会選考会(仙台)

その中でも、2016年6月に行ったJapan Drone Nationalsは、国内規模最大の観客動員数(約1766 人)を記録しており、JDRAによると事後のアンケート調査でも高い満足度だったとのこと。

世界大会の賞金は20万ドル!JAPAN DRONE NATIONALS 開催!

「JAPAN DRONE NATIONALS」は、2016年6月11日~12日に宮城県仙台市で開催された、国内最大級のFPVドローンレース。10月にハワイにて開催予定の「World Drone Racing Championship(WDRC)」の日本予選としての位置づけで、WDRCの世界大会は賞金総額が20万ドルということでも話題になりました。

大会の開催地は、ドローン特区として認定されている仙台市。大会当日はテレビ番組の取材も入り、これまでのドローンレース大会にはない映像的な演出も企画されました。また、会場内に設置された大型LEDスクリーンによる中継も好評を博しました。

今回の支部設立をきっかけに、新たなスポーツエンターテイメントとしてのドローンレースを発展、普及させて行く予定のようです。

全国ドローンレース選手権の開催も決定

今回、JDRA支部の発足にあたって、「全国ドローンレース大会」の開催が決定しました。関東、関西、東北、四国の4エリアで同日開催、同一コースレイアウトで行うドローンレースは国内だけでなく、世界初の試みとのこと。なお、上位入賞者は、JDRAが主催するメインイベントに参加する権利が得られます。

開催日時は2016年12月11日(日)8:00〜18:00で、前日の10日(土)は練習日となる予定。場所や詳細は後日JDRAのHPにて告知されるとのことなので、気になる方は定期的にチェックしてみてはいかがでしょうか。