ドローンクルーズ:古の大蛇と現代の龍の共演[那須烏山・龍門の滝]

栃木県那須烏山市。
観光地というよりは、農業が盛んで自然の恵み豊かな地であるここは、都心から車で2時間半程度という近さにありながら、十分に田舎の良さを感じることのできる場所です。

那須烏山市には、ドローン空撮するものであれば、一度は撮影してみたい、龍門の滝があります。

龍門の滝の魅力その1  大蛇伝説

大蛇伝説は、その昔、
滝の中段にある大穴に化け物が住むという噂を聞いた大平寺の住職が、滝の上の大岩で、姿を見せろと祈りを捧げたところ、二十一日後にその穴から大蛇が現れた、という伝説です。
滝の中段に大穴があるのかどうか、滝を見上げるだけでは確認する術はありませんが、ドローンであれば、もしくは!と期待に胸が高鳴ります。

龍門の滝の魅力その2  烏山線との共演

滝の上方には、烏山線が県道と並んで走っており、列車の走る様は、滝を見上げても見ることはできます。
これはこの土地の高低差がもたらす景色の一つで、まるで滝の直上を列車が走っているように見えます。
この景色を、上空から俯瞰して見ることができるのが、ドローンによる空撮です。周囲に高い建物や山などがないため、この角度の映像は、撮影し甲斐のあるものになります。
烏山線は、1時間に一本程度の本数しかありませんので、タイミングを見て離陸させ、上空で待機しながら列車の来る様子を見つつ、滝とコラボができる画角を探します。

龍門の滝の魅力その3  桜並木と滝の構図

季節が夏のため、桜との共演は果たせなかったものの、この桜並木から滝に寄って行くシーンは、是非とも撮影したいものです。
斜め左にカメラを構えて、滝に向かって寄って行く、ブレなく寄るほど、滝の雄々しさが徐々に伝わってきます。
桜の時期は観光客が多くなるため、なかなかこのシーンの撮影は難しいかもしれません。早朝などを狙って撮影すると良いかもしれません。

龍門の滝撮影の注意点

他の地域の滝と比べて、珍しくGPSが入りやすい地形にあります。ほとんど途切れないと思って良いでしょう。
水面に近づいて撮影するのであれば、下方センサーを切った方が良いですし、滝の落ち際をギリギリに攻めたい場合、障害物センサーも切った方が良いです。
水量にもよりますが、滝からの圧は強いです。水しぶきもかかりやすいので、接近しての撮影は注意が必要です。
上空からの俯瞰は圧巻の景色です。烏山線は無理に追わないでください。県道をまたぐことになりかねません。線路が若干の曲線を描いているので
、ラダーで追うだけでも良い映像になります。
早朝は観光客はほぼいないですが、8時過ぎるとちらほらと観光客は増えてきます。特に、家族連れにも安心な場所だけに、小さなお子さんもいます。その場合は真上の飛行は避けて、人がいなくなってから撮影するように心がけてください。

いかがでしょう。
関東圏内の絶景の一つとして、この滝を空撮する魅力が、ほんの少しでも伝わると嬉しい限りです。

龍門の滝の絶景映像

 

【ご相談・ご協力・許可届出先】
★栃木県産業労働観光部観光交流課
★栃木県那須烏山市商工観光課
★栃木県フィルムコミッション
★栃木県烏山土木事務所 保全部