ドローンクルーズ:九州最南端を行く 鹿児島・指宿

東京から車で西にひた走ること、およそ20時間。途中の休憩なども入れつつ走ると、そのくらいはかかってしまう距離。飛行機なら1時間半で羽田ー鹿児島を渡ることもできますが、それでは九州の良さを身体で感じる機会を逃してしまいます。福岡から熊本を経由して鹿児島へ。雄大な桜島が出迎えてくれます。

ドローン空撮で訪ねるなら、鹿児島はスポットの宝庫。
ただ最初の訪問は、やはり「最南端」を訪ねたい。「最南端」の響きを感じたい。
そんな思いで今回は、2つの半島の最南端を訪れてみました。その第1弾は、「指宿」です。

指宿市を行く!

薩摩半島の最南端に、指宿市はあります。砂風呂で有名な指宿市。観光名所も多いです。

今回の旅で訪れたのは、
・薩摩半島最南端の長崎鼻
・日本最南端の駅、西大山駅
・池田湖、鰻池、鏡池からの開聞岳
・ちりりんロード、知林ヶ島(ちりんがしま)

これらの場所の他に、南さつま市にも足を向け、秋目浦も訪問しています。
指宿から南さつまに向かう間にも、様々な絶景ポイントがあるのですが、時間と天候の制約もあり、多くのポイントを断念しています。またの再訪の機会にお伝えします。

この中でも、やはり指宿市を代表する観光地でもある、知林ヶ島を取り上げてみたいと思います。

神秘の島「知林ヶ島」

全周約3kmの小さな島。
潮が引くと島との間に砂洲による道、ちりりんロードが現れます。その距離は約800m。島までゆっくり歩くと30分ほどかかります。
大潮の時がもっとも長い時間出現しており、4時間ほど道がそのまま続きます。
どんなに天候が荒れても、次に潮が引くと必ず道が現れることから、縁結びの島として有名です。
ちりりんロードを渡るように、知林ヶ島まで空撮します。空の散歩をしているような優雅さを感じます。

 

知林ヶ島空撮時の注意点

では、知林ヶ島空撮での注意点です。

どこから、島とちりりんロード(砂洲)を撮影するか
撮影地点は、島に渡る前と、島に渡ってからが想定できますが、まずは島に渡る前の手前の砂州の入り口から。(せっかくのドローン空撮ですから、渡らなくても色々な撮影ができます)
普通に砂浜と変わりませんので、砂対策はしてください。ランディングマットはあったほうが良いです。撮影後は、モーターやジンバルにブローをして砂を落とすことも必要です。

砂洲の出現時間と消滅時間を抑える
基本的に、砂州の出現時間と消滅時間は抑えておきましょう。潮の時期にもよりますが、出現が深夜の場合もあります。
いつ出現するかは、「いぶすき観光ネット」( http://ibusuki.or.jp/tourism/view/chiringashima/)などでも確認できます。

風向きと風速に注意
海はどこでもそうですが、かなり強い風が吹くことがたびたびです。
撮影予定の時間帯の風向・風速を、「Yahoo 天気」「ウェザーニュース」など、天気予報のサービスから情報取得しておきましょう。
私は、「Windy」というスマホアプリを使うこともあります。視覚的にわかりやすく、目安になります。下の画面が「Windy」です。緑色は風速6~8m/sというところ。

砂洲を渡っている人に注意
砂州が出現しているということは、その上を歩いて渡っている観光客も多い、ということです。
真上に留まることはなるべく避け、万一、落下事故になりそうでも、観光客に影響のない距離を保って撮影しましょう。

NDフィルターは必須
海、島での撮影では、NDフィルターは必須かなと思います。最低でもND8は装着することになるでしょう。
フレームレートは30fp。シャッタースピードを1/60か1/30にして、被写体に望みます。

800mの距離を大胆に往復する
さえぎる障害物は何もないので、大胆に砂の道をたどっていきましょう。
風の強さや向きには常に注意をしておいたほうが良いものの、思いっきりスティックを倒しで最高速で島まで迎えます。
最大速度65kmくらいで、まっすぐにロードを走ります。

 

島に渡りたいという場合は……

歩きやすい靴で行きましょう。女性の方でパンプスで渡っている方もいましたが、砂の上を歩きますので、普通に足がめり込みます。靴に砂も入りやすいので、歩きやすいシューズであると望ましいです。
特に、バッテリーを数本持って、重量が重くなっていると思います。砂に足がめり込むこと必至。
800mほどですが、片道30分はかかります。体力と、砂州の消滅時間も考慮して、島で何本空撮できるか、事前に計画を立てて臨みましょう。
ちなみに、私は何の計画も準備もせずに向かったので、かなりしんどい思いをしました。

 

 

さあ、まずは薩摩のスポット第1弾を紹介しました。
次回は、もう1つの半島である、大隅半島の最南端。「佐多岬」をご紹介したいと思います。
「佐多岬」もまた、開けた展望台から一望できる場所で離陸可能。空撮を楽しめること必至です。

※指宿市ほか、関係各所の許可をいただいて空撮しています。

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Tooru Kusakari
1990年からPC・UNIXベースのシステム設計・開発技術者としてスタートする。 ソフトウェア販売・マーケティングを習得し、国内ITコンサルティング企業に転職。 流通・小売、製造、地銀等のITコンサルティング、プロジェクトマネジメントを実践。 現在はこれまでの経験を活かし、新規事業創出・企画者育成、イノベーター育成・事業承継支援等を行っている。 2017年4月にドローンに本格的に取り組む。 2017年5月デジタルハリウッドロボティクスアカデミードローン専攻を卒業。 国土交通省の「無人航空機の飛行に関する許可承認書」を取得。 2018年には、DJIスペシャリスト、JUIDA認定講師の資格を取得。 現在、全国の空撮現場や、ドローンを教材にした人材育成分野の現場に多く携わっている。