脅威的な数字を目にしました。
米連邦航空局(FAA)は2016年8月末にドローンの商業飛行、レクリエーション飛行に関わるルールを明確にした後、12月初旬までの3ヶ月でおよそ23,000もの人々にライセンスを発行したと発表したのです。
23,000。
ぱっと見大きい数字という感覚ですが、3ヶ月という期間を考慮するとこの数が圧倒的な数であることが感覚として捉えやすくなります。
1日あたりに換算すると(平日のみ)、、
23000 60で、
なんと383!!
一日あたり300人を超す人々が新たに商業飛行のためのドローン資格を与えられているという計算になります。
FAAは2016年8月31日にドローンの商業飛行に関するルールを発行。ビジネス目的でドローンを使用する人々に対し、試験に合格し資格を有することを義務付けたました。
当局の発表によると同年8月31日から12月9日までの間に28,000を超す人々が資格の申請を行い、22,959のライセンスが発行されたとのこと。
上記の計算式の通り1日あたり300人のドローンパイロットが新たに資格を付与されたという計算になります。
これに比較してさらに脅威的なのがFAAに登録されたドローン自体の登録数。(注)
2016年9月の時点で550,000を超えるドローンがFAAに登録されたというのです。FAAによると1日あたり2,000のペースで登録されているとのこと。
(注)アメリカでは0.5ポンドおよそ226グラムを超えるドローンは商業・非商業目的問わず全てFAAへの登録が義務付けられています。(オンラインで登録が可能)
コンサルティンググループPwCが2016年5月に発表した調査結果によると、2020年に世界のドローン市場の規模は1270億ドルになると予測されています。
今回発表されたドローンの有資格者の急激な増加もこうした市場拡大に対する期待の表れと捉えることができるでしょう。
しかしこれだけの数のドローンが毎日登録されているというまぎれもない事実。
もちろん全てのドローンが毎日飛んでいるわけではありません。あるものはガレージで待機中。あるものは修理中だったりするわけです。
それでもこの数を眺めているだけでドローンが空を埋め尽くす将来がすぐそこに迫っているようでワクワクせずにはいられません。
<Source>
http://www.recode.net/2016/12/19/14006772/faa-drone-pilot-licenses-three-months-numbers-uav
Drone@Bangkok バンコク空中散歩
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