現在のドローンブームが生まれたきっかけに、ある機種の存在があります。それは中国メーカーDJI社製のPHANTOM2。今回は、空撮業界に革命をもたらしたこの機種について紹介します。
PHANTOM 2 の前機種、旧型のPHANTOMは以下のような特徴を持っていました。
- 完全組立済
- 高度なセンサーと制御機構をいくつか装備することによって、極めて安定している操縦・バッテリー装着も簡単
- 10万円台とは思えないスペック
それらの特徴を備えながら、さらにパワーアップして発売されたのがPHANTOM 2 です。現在も売れ続けており、世の中の色々な空撮やCM撮影に使われています。未だに注文待ちの状態のところが多いようです。
PHANTOM 2 にはいくつかのバリエーションとオプションがあります。ここでは代表的な製品をいくつかあげてみます。
DJI Phantom 2 Vision+
1400万画素のカメラとジンバルがついているセットです。別売りのカメラやジンバルが不要で、購入後すぐに空撮が楽しめます。
Amazon.co.jp:DJI Phantom 2 Vision+(左ダイアル付き内蔵型リポバッテリー送信機バージョン) P2Vi+JPnewversion
DJI Phantom 2
これは本体だけですね。
Amazon.co.jp:DJI Phantom 2(H3-3D対応)
DJI Zenmuse H3-3D (新Phantom 2専用)
アクションカムの大人気機種、Gopro Hero3+用の3軸ジンバル。
Phantom 2にこのジンバルを取り付けることにより、Gopro Hero3+を使った素晴らしい映像が撮影できるようになります。Gopro Hero3+はテレビでも普通に使われるくらい高性能な小型カメラなので、それで空からの映像を簡単に撮れるというのはすごいことです。
Amazon.co.jp:DJI Zenmuse H3-3D (新Phantom 2専用)
本体への接続の仕方はこちらの動画を参照
DJI Zenmuse H4‐3D
アクションカムのGopro Hero4用の3軸ジンバル。
H3-3Dと同様に、Phantom 2に簡単に取り付けてHero4での録画・撮影を堪能することができます。
*日本のAmazonでは2015年3月現在取り扱いなし
本体への接続の仕方はこちらの動画を参照
この機種が出たことによって、民生用ドローンの世界が一気に広がったような気がします。(それまでは放送画質で気軽に空撮が可能な機種ってなかった気がします)
もしくはこの後に、さらに革新的な新機種が出てくるのでしょうか。
この機種はドローン界のQV10かDX7とも言えるのではないかと思うのですがいかがでしょうか。
(デジタルカメラやシンセサイザーの進化とドローンの話はまた別のコラムで話してみたいと思います)