ドローンエモーションが絶景地とドローン愛好家のマッチングプラットフォーム『そらチケ』をリリース

「地域創⽣×ドローン」をテーマにドローン空撮を軸にした事業を展開する株式会社Droné motionが、地域の絶景地とドローン愛好家をマッチングするプラットフォーム『そらチケ』をリリースしました。

そらチケ 公式HP
https://soratic.com/

近年、DJI社製のドローン「Phantom シリーズ」をきっかけに、ドローンによる空撮映像がぐっと身近なものとなりました。それと同時に、ドローンによって撮影された俯瞰的な映像は、地域の魅力を発信するコンテンツとして注目を集めるようになってきています。また、各自治体が撮影したプロモーション映像がYouTubeに多数アップされるようになり、その映像にはドローンの映像が多用されるようになってきました。

⼀⽅、ドローンの飛行は航空法を始めとした各種法律や⾃治体の定めたルールにより厳しく制限されている上に、ドローンの飛行には土地管理者の許可が必要であるにも関わらず許諾窓⼝や許諾⽅法が不明確なことが多く、ドローン愛好家が見知らぬ地域に出向いて空撮することは⾮常に難しい環境にあるのが現実です。

『そらチケ』概要

今回発表された『そらチケ』は、絶景地での空撮を楽しみたいドローン愛好家の撮影ポイントの検索や撮影許可申し込みのサポートと、ドローン愛好家とドローン空撮コンテンツを観光PR として活⽤したい⾃治体・観光施設をマッチングするプラットフォームです。

ドローン愛好家は、撮影する土地を探すところから土地管理者に申し込んで許可を取るまでわずか3 ステップで実現可能となります(※航空法の範囲を超える⾶⾏には別途国⼟交通省への申請が必要になります)。

また、近年は⼟地管理者に無許可で⾶⾏をする⼀部の悪質なドローンユーザーも増えているため、同社はフライト許可のためのフローやルールを明確にすることを重要視したとのことで、申し込みフローが統⼀され、ユーザーのフライト履歴やプロフィールが確認できるようになっています。

また、フライト時には最⼤10 億円の保険(対⼈・対物)が適⽤される仕組みによって安全にドローン
空撮を楽しめるようになっているのも特徴です。

運⽤されるシステムの開発は、株式会社ORSOと、⼤分県の株式会社オーイーシーとなっています。

『そらチケ』の価格

本サービスの価格は、ユーザーが1ヶ所で空撮するために購⼊するチケットが5,000 円〜(基本契約)となっており、チケット料⾦の⼀部は⼟地管理者に施設管理料としてフィードバックされます。また、⼟地管理者側がPR ⽤途でその空撮スポットでのチケットを⼀定数無料とする追加契約「無償チケット契約」も今後追加の予定とのこと。

ドローン愛好家と地権者側の双方にメリット

同社によると、『そらチケ』のサービスはドローン愛好家と地権者側の双方にメリットがあるとのこと。具体的にはドローン愛好家は、保険適⽤による万が⼀のサポート(対物対⼈)、撮影できるスポットの明確化、フライト実績と安全性の実績を蓄積可能、撮影の許可を得るプロセスの簡素化、フライト履歴管理が可能(簡易的)などのメリットがあります。また、地権者側は、保険適⽤により性善説による管理不要、国内外のドローングラファ誘致が可能、パイロット情報を事前に確認する事が可能、機体シリアルを確認する事で事故報告義務の発⽣、撮影者のデータを確認及び利⽤の簡便性、ドローン映像によるPR ⼒強化、などのメリットがあります。

既に『そらチケ』参加表明を行っている⾃治体・企業

『そらチケ』は、既にクローズドβ版によるテストを開始しており、11 ⽉中旬より正式サービス開始となります。現在は一部のスポット限定となっておりますが、サービス開始時には全国各地の空撮スポットを提供予定となっており、今後も空撮スポットのさらなる拡充を図っていく予定とのこと。

同サービスには様々な自治体や企業から参加表明が出ており、広島県神⽯⾼原町 / ⼭中湖撫岳荘(⼭梨県⼭中湖村) / 徳島県那賀町 / 兵庫県⾹美町⼩代区 / ⻑野県⼤町市 / 舞⼦スノーリゾート(新潟県南⿂沼市) / ⽯川県⽩⼭市 / 淡路島マンモス(兵庫県淡路市)などが登録されています。今後も参加希望エリアを募集していくとのことで、株式会社Droné motionの事務局が窓口となっているとのこと。