楽天株式会社が、ドローン配送サービス「楽天ドローン」が「2017年度グッドデザイン賞」を受賞したことを発表しました。
グッドデザイン賞は、1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。デザインを通じ、産業や生活文化を高めることを目的としており、今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞として、広く親しまれています。
「楽天ドローン」は、2016年5月に一般消費者向けのドローン配送ソリューションとして専用のハードおよびソフトウェアを独自に開発し、いち早くサービス提供を開始しました。スマートフォン向けの専用ショッピングアプリを通じてお客様から注文を受けた商品を、配送用ボックスに梱包し、専用ドローン「天空(てんくう)」でお届けします。最大の特長である完全自律飛行による配送は、専用タブレットの「ドローンダッシュボード」上の簡単な操作で安全に運行することができます。
楽天は、ドローン配送の展開を通じて、地域社会の課題解決への取り組みを推進するとともに、より便利で活気のある社会の実現を目指してまいります。
※ なお、発表当時の名称は「そら楽」で、2017年7月の「Rakuten」ブランド強化に伴い名称が変更されています。
「2017年度グッドデザイン賞」の受賞概要および評価コメント
■ 受賞対象の概要:
「楽天ドローン」(https://drone.rakuten.co.jp/ )
ユーザーがスマートフォン上で専用アプリから注文をすると、ドローンが指定場所まで商品を自律運転で配達。また提供者も、複雑なコントローラでの操作の必要はなく、誰でもボタンひとつで運用できるよう設計している。
■ 審査委員による評価コメント:
日本初の一般消費者向けドローン配送サービスである。離島や山間部に高齢者の多い日本では、ドローンを使ったインフラが多くの地域で課題解決につながるという期待が高い。現状では、安全性の確保、運用の効率という点でまだ多くの課題が残されているが、配送用のドローンを独自で開発し、安全用のパラシュートを搭載するなどサービス実現への強い意気込みが感じられた。
■ グッドデザイン賞ウェブサイトでの紹介ページ:
http://www.g-mark.org/award/describe/45412