DJIがPhantom 4 Pro V2.0を発表

DJI が、「Phantom」シリーズの新モデルとなる「Phantom 4 Pro V2.0」「Phantom 4 Pro+ V2.0」を発表しました。Phantom 4 Pro V2.0が204,000円、Androidモニターが送信機に付いたPhantom 4 Pro+ V2.0が239,000円となります。

Phantom 4 Pro V2.0は、Phantom 4 Proのマイナーチェンジモデル。見た目は機体上部のロゴが金色になった以外に特に変化はありませんが、カメラのリニューアル、新しいプロペラと改良したモーターによるノイズの大幅低減、DJI Goggles とのワイヤレス接続も可能で安定した映像伝送を実現する新しい無線伝送方式「OcuSync」の導入など、性能上のバージョンアップがされています。

カメラセンサーは1インチのCMOSと2,000万画素、4K60Pと「Phantom 4 Pro」とスペック上の変わりはありませんが、メカニカルシャッターと再設計したレンズによって、写真と動画の画質が改善されているとのこと。また、動体撮影時の被写体の歪みであるローリングシャッター現象も軽減されているようです。

プロペラの形状調整と新しいモーターによりプロペラノイズを大幅に低下、「Phantom 4 Pro」との比較で4dB(60%)低下しています。また同時に飛行の安定性も高まったとのことです。

新しい無線伝送方式の「OcuSync」は、2.4GHz帯と5.8GHz帯の周波数帯の中から安定しているチャンネルを見つけて自動で切り替える仕組み。ただ、日本で販売されるモデルは2.4GHz帯のみとなっております。

バッテリー容量は5,870mAhでスペック上の最大飛行時間は30分と「Phantom 4 Pro」と変わらず。バッテリー形状に変更はないので、「Phantom 4 シリーズ」のバッテリー資産をそのまま使えるようです。その他、前方、後方、下方のビジョンセンサーと、左右の赤外線センサーを搭載も引き続き搭載。機体重量は1,388g→1,375g と13gの軽量化がされています。