出典:http://quarkinnovation.blogspot.jp/

一般の人から見ればドローンと言えば空撮という認識で間違いないと思います。本サイトでも今のところ大半の記事が空撮関連となっています。しかしながらこんな楽しいオモチャ、他にもいくらでも使い道はあるのではないかと思うのです。

ココ10年で空モノのオモチャは大きく進化しました。僕がR/Cヘリを飛ばし始めた頃はまだエンジン機が主流で、それはもう殺傷能力(と金額)の高い、ちょっとオモチャとは呼べない代物でした。

あれよあれよという間に電動機の性能が上がり、さらに数年後にはドンキで買えるオモチャになっていました。Li-Poやブラシレスモーターの普及がその一因となっているのですが、そんな難しいハナシは置いといて。

オモチャになると「誰でも手軽に」が必須条件になりますので、現在のドローンは操縦の楽しみという部分では他の空モノR/Cに比べて少々落ちるかもしれません。

となるとドローンそのもので楽しむというより「コレを使って何して遊ぼう?」というコトになり、多くの人はそこで空撮を思いつくワケです。実際僕もR/Cヘリや飛行機にカメラを付けて飛ばしたりもしました。

しかしながらもっと他にも用途はあるのではないでしょうか。まず思いつくのは、舞台の上で役者が「見て!ほら!流れ星!」です。ワイヤーが見えたりすると美しくないのでドローンは最適ではないでしょうか。もちろん危険のないように対策は必要だと思いますが。

ワイヤーが見えない、でもドローンは見えてしまう?ならばドローン全体を光らせればいいでしょう。パーツ全部がぼんやり光っていればそれはひとつの「光る物体」です。

そして、今のところドローンはローター(プロペラみたいなもの)で飛んでいます。このローターにいくつものLEDを仕込んでおき、

  • ローターの回転速度を完全にコントロールする
  • ローターの現在位置をもとに高速でLED等を明滅させる

コレで残像効果により、空中に絵や文字を表示する(POVという技術)コトもできます。POVも一般的に使われる技術ですし、そのメカはスマホより軽く作れるのですぐにでも実現可能です。大型のものを作れば広告にもなります。

まだまだ夢は広がりますが、今後どういう風に発展していくか、楽しみですね。