「Zenmuse X7」が最新のファームウェア更新でApple ProRes RAWに対応することを、DJIが発表しました。DJIのZenmuse X7は2017年10月に発表された空撮用Super 35mmデジタルシネマカメラで、プロの映像制作者に使用されています。
アップデート概要
今回のファームウェア更新には以下が含まれます。
- Apple ProRes RAWコーデックに対応:Inspire 2のRAWアクティべーションパッケージを持つユーザーは、更新料は発生しません。ProRes RAWは、ProResの卓越した性能に加えて、RAWファイルの高品質性とよりスムーズなワークフローを実現します。
- 14-Bitでの撮影:新たに搭載した14-bitでのRAW撮影モードにより、Zenmuse X7は、より少ないノイズでよりクリアにシーンを撮影できます。また、映像のシャドウとハイライトのディテールを鮮明に保持し、トーンと色のグラデーションも滑らかです。
- より速く、より軽快なワークフロー:データ処理性能が強化され、 Zenmuse X7を使ったワークフローはより軽快になりました。ファイルシステムも改良され、幅広いOSに対応しています。
提供開始時期
今回発表されたファームウェア更新は、2回に分けて実施予定となっています。1回目のファームウェア更新は、14-bitのCinemaDNG撮影に対応し、4月下旬に提供開始予定。2回目のファームウェア更新は、Apple ProRes RAWとexFATファイルシステムに対応し、5月下旬に提供開始予定です。
どちらのファームウェアの更新も、DJI Assistant 2またはDJI GO 4モバイルアプリから無料でダウロードできますが、14-bit CinemaDNGとProRes RAWに関しては、CinemaDNG ライセンスをお持ちの方が対象となります。
https://www.dji.com/jp/inspire-2/info#downloads