DJIが次世代ロボットコンテスト「ROBOMASTER 2019」への参加募集を開始

ドローン最大手のDJIが、同社主催の次世代ロボットコンテスト「ROBOMASTER 2019」への参加募集を開始しました。

国際的ロボットコンテスト「RoboMaster」とは

今回で5回目の開催となる「RoboMaster」は、ロボットの設計・開発を学ぶ大学生がチーム単位で競い合う国際的な次世代ロボットコンテストです。Standard Robot、Sentry、Hero、Aerial、Engineer、Supplierの6種類のロボットをつくり、障害物が設置されたフィールド場で戦います。優勝チームにはゴールドメダルと75,000米ドルが贈呈されます。

チームは現役の大学生のほか、指導教員や講師、外部のアドバイザーで構成されます。参加希望チームはRoboMasterに工学技術提案書を提出し、ロボットの準備期間中に一定の技術的マイルストーンをクリアする必要があります。審査を通過したチームは、地上ロボットとドローンをDJIの技術協力の基に開発。ロボットは、モーターや電子速度コントローラー、産業用カメラ、光電センサー、半導体、マイクロコントローラーといった、さまざまなキーコンポーネントで構成されます。

誰もが楽しめるエンターテイメント性で世界中が注目

最新の工学技術とゲーム性がひとつになったRoboMaster。近年では、そのエンターテインメント性と会場での音響など臨場感あふれる演出で、サイエンスやエンジニアリングを学ぶ学生コミュニティでの話題にとどまらず、誰もが楽しめるエキサイティングなロボット大会として世界中から注目を集めるものとなっています。

前回のRoboMaster 2018(昨年8月開催)では、中国をはじめ、アメリカ、カナダ、ドイツ、日本、シンガポール、香港、マカオなど、世界中から200チーム、約10,000人の学生エンジニアが参加。決勝ラウンドはTwitch.tvで世界に同時配信され、30か国から990,000人を超える視聴者が熱戦を見届けました。

RoboMasterのRoboMaster 2017 Finals Day 1をwww.twitch.tvから視聴する

次世代へ、無限の可能性

DJI プレジデントのRoger Luoは、RoboMasterがユニークである理由の一つとして「参加チームがエントリーからの9ヶ月間、大会の上で必要となるチームワーク、テクニカルな問題やゲーム戦略に関する問題を解決する能力、理論的な知識を実践に生かす能力などを複合的に試されるという点があります。」と語っています。コンテストへの参加を通じて、実用的なアプリケーションやソリューション開発への実現に近づいていく。そんな無限の可能性を秘めたRoboMaster 2019の展開から目が離せませんね。

RoboMaster 2019への参加方法について(英語)
https://www.robomaster.com/en-US