ドローン積載農業用マルチセンサーカメラ 「SEQUIRE」 ParrotとMicaSenceにより開発進行中

出典:http://www.prweb.com/releases/2016/02/prweb13203702.htm

あのドローンメーカーとして有名なParrotと、センサーメーカーのMicaSenceにより、ドローンに積載可能なマルチセンサーカメラ「SEQUIRE」を開発するプロジェクトが進んでいます。
リンク先の情報を見ますと、わずか107gという軽量の筐体に、通常のカメラに加え、GPSや近赤外線カメラを搭載、またRGBの三色を分解して撮影できるカメラを搭載しています。
また、Parrotのドローンにかぎらず、色々なドローンに積載することが可能なようですね。

ATLASという、MicaSenceが開発によるクラウドベースの農業用データーサーバーと連携しており、クラウド上で農地の分析を行えるようです。

 

製品情報はこちら(Parrot版とMicaSence版の二種類があります)
http://www.micasense.com/sequoia.html

 

詳しい海外の情報はこちら
http://www.geekwire.com/2016/micasense-raises-7-4m-parrot-develop-new-drone-technology-agriculture-industry/

 

 

このカメラでどこまで応用可能かわかりませんが、以下のようなテクノロジーの応用が農業で行われているみたいです。

以前からRGBの光を使って、農地の土壌を分析することが行われているようです。
群馬で生まれ、群馬で育ったデジタル土壌分析器「つち博士」の開発と施肥管理システムの構築

近赤外線については、農業分野や食品分野での利用が進んでいるようです。果物や農作物の中身を知る手助けになるようですね。
近赤外線分光法

また、赤外線については、DJIもドローン積載用赤外線搭載カメラを開発しています。

以前はヘリコプターや航空機を使わなければ出来なかったような事が、ドローンを使って簡単に行えるようになると農業の可能性も大きく広がりそうな気が致します。