エアロネクストが「Next INDUSTRY™」を使った橋梁点検手法の実証実験を実施

ドローンのフレームの画期的な新技術「4D Gravity™」を開発する株式会社エアロネクストが、同社の新型ドローン「Next INDUSTRY™」を活用した次世代の橋梁点検手法の実証実験を実施しました。

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平成26年7月1日より、橋梁点検は5年に1度近接目視による点検が国によって義務付けられましたが、点検を行う必要のある橋梁が膨大であること、それによる財政負担、作業員の経験や技術に左右されない点検作業の品質の均質化など、様々な課題が積みあがっています。

そこで近年、ドローンによる橋梁点検が期待されています。しかしながら、点検対象に近づいた時に発生する風で機体が不安定になるため、点検作業に高度な飛行技術が必要であったり、また狭い空間への侵入が難しかったりするなど、まだまだ実証実験の域を出ていないのが現状です。

エアロネクストが開発するドローン「Next INDUSTRY™」は、プロペラやバッテリーなどの機体本体とカメラやセンサーなどの搭載物の物理的な距離を離すことで、従来のドローンでは難しかった対象物への接近や狭い空間への侵入が容易になります。今回の実証実験では同機の特徴を活かし、橋梁現場での安定飛行を実現をテストしました。同社によると、今後は同機に24時間飛行を実現する地上給電システムを採用する予定とのこと。

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