ドローンクルーズ:10万本のひまわり畑に抱かれて [石川県白山市]

ドローン仲間との会話の中で、こんな情報を聞きました。

「ひまわり畑、興味ある? なかなかの絶景ですよ、やばいですよ。」

そう言われてしまえば、ドローングラファとしてはチャレンジしない選択肢はありません。
詳しい場所も聞かずに、二つ返事で快諾。現地に赴くことになりました。

石川県白山市ひまわり畑。
筆者の地元、埼玉県草加市からは、関越自動車道をひた走り、新潟に入ってそこから西へとさらにひた走ります。走行距離は約520km。6時間半ほどの行程でたどり着くその場所に、目にも鮮やかな一面の黄色が待ち受けている、はず。
石川県白山市は、金沢市のお隣にあたります、南北に長く、北は日本海に面し、南は白山国立公園を含む山岳地帯が広がる地で、山の魅力が広がります。今回訪れるひまわり畑は、白山市のほぼ中央に位置する場所。思っている以上の絶景空撮を楽しめます。

この白山ひまわり畑で、期間限定のイベントが開催されています。
7月27日(土)〜8月11日(日)の約2週間限定で地域のドローン絶景地とドローン愛好家をマッチングするプラットフォーム『そらチケ』によるドローン空撮エリアを提供しています。
期間中は地元ドローンパイロットがひまわり畑に常駐し、ひまわり畑の中の来場者をドローンで空撮(写真)するサービスを提供します。
奥行き80m以上にもなる10万本のひまわり畑の絶景やその絶景の中にうもれた自分を撮影(自撮り)するにはドローンはうってつけ。InstagramなどのSNSに今までにない魅力的な写真を発信できます。

関連記事:ドローンで10万本のひまわりを空撮! 石川県白山市でそらチケ×現地常駐パイロットが空撮エリアを提供

10万本のひまわりと、夏の日差しが待っている!!

梅雨も明けて夏本番を期待したい7月後半。青い空と白い雲、緑と黄色の織りなす自然の絨毯の中で、ドローン空撮を存分に堪能したい。

Photo by 大友美穂

実際に現地に赴く前に、Google mapなどで、その土地がどこにあるのかを確認します。そして、重要なことの1つですが、日の出と日の入りの際の光の位置を、大まかに確認します。つまり東と西の位置ですね。その際に、山や高い建物などシルエットになるようなものはあるか、とか、日の入り方次第で、どのような絵が期待できそうかを想像しておきます。
10万本のひまわりに、太陽の日差しが差し込み、青、白、黄、緑などの様々な色が織りなす光景が展開されたら、それも絶景になるでしょう。期待感が高まります。
白山市のひまわり広場は、ここにあります。

 

 

目に鮮やかな黄色のひまわりはドローンでこそ映える!

背丈以上もあるひまわりは、ドローンで上からの視点だからこそ、美しさが際立ちます。
ドローンでの撮影で、どのような映像が期待できるでしょうか。想像を膨らませていきます。


ひまわりの花の高さにカメラ目線を合わせて、滑らせるように撮影してみると、ひまわりの花がどちらの向きが好きなのかが自然と語りかけてきます。

ひまわり畑を俯瞰して、少し距離をとって、ひまわり畑を上から遠めに見ます。

人物を入れて撮影してみましょう。
ひまわりと戯れる人物を、時に人にフォーカスし、時に人とひまわりとの一体感を出しつつ撮影するのも楽しいです。

このように、ひまわり畑+αで、ドローンでの撮影の幅が広がります。
自然の圧倒的な迫力の景観を撮影するのとはまた違った、こうしたひまわりという被写体を空撮する、微細な表現を求められる写真や映像を撮影するチャレンジも面白いと思います。
撮影していてすぐに気づくのは、ひまわりの向きです。花は一定の方向を向いているため、映像として映える向き・映えない向きが自ずと決まります。その向きを意識した上で、さらにどのように撮影していくか。これを考えながら撮影するのも面白いですね。
ぜひ、期間中にひまわりに触れて、撮影してみてほしいと思います。

ひまわり映像

【ご協力】
石川県白山市 ひまわりの集い実行委員会
株式会社Dron é motion
金沢工業大学 中山様
モデル:大友美穂、福原艶香