損保ジャパン日本興亜が、交通事故検証にDJIのドローンを活用

出典:https://www.youtube.com/watch?v=P1lbQvEcPUY

交通事故の検証や分析にDJIのドローンを2015年3月から導入している損害保険ジャパン日本興亜株式会社が、ドローンの活用事例動画の公開を発表しました。

ドローン活用による事故解決迅速化の取組み

今回公開されたのは、「NEW GENERATION ANALYSIS – 事故現場の視覚化」と題されたDJI作成による動画。DJIのドローンを事故現場で飛行させ、上空から静止画や動画の撮影を行うことで、事故現場を3次元空間で再現し、道路の傾きや幅員を含む事故現場の全体像を正確に捉える様子が紹介されています。また、3次元空間での衝突シミュレーションを併用することによって、従来以上に正確な事故状況の再現と視覚化が可能となり、事故解決の迅速化を図ることが可能になったとのこと。

損保ジャパン日本興亜は、自動車事故の保険金支払いのために事故の調査・検証を行っています。従来は平地から事故現場を撮影し、道路の勾配や幅員を調査員が手で計測していましたが、計測の視点が限定されるため、事故現場の全体像の把握には限界がありました。また、平地から計測した数値を使い、衝突時のスピード等を計算していましたが、より分かりやすく事故の当事者などに伝えるため、事故状況の視覚化などが課題となっていました。

万全の安全運行体制

損保ジャパン日本興亜は、ドローン全般のメンテナンスからパイロットの教育・訓練のエキスパートである外部企業から、関係法令の遵守だけでなく、機体やシステムといった技術面や安全運用・飛行の心構えに関しても講習を受けるなど、継続して訓練を行い安全な運行に向けた万全の体制を整えているとのことです。