A.L.I.がAI エッジコンピューター搭載「AIドローン」を開発

株式会社 A.L.I. Technologies(以下「A.L.I.」本社:東京都港区、代表取締役社長:片野大輔)は、7月24日、多目的産業向け国産 AI ドローン 『A.L.I. Number One』(エーエルアイ ナンバーワン)を開発したことを発表しました。

『A.L.I. Number One』の開発背景とは

いま、様々な産業領域で、ドローンの利活用が検討され、期待も高まっています。それに伴い、実務や現場業務で使いやすいドローンを求める声も高まりつつあります。屋外での映像撮影に適した市販のドローンではなく、業種や業態に即した機能・性能を備えた産業ドローンが求められ始めているのです。

しかし、こうしたニーズに対応できるドローンは必ずしも十分とはいえません。幅広いニーズに対応できる産業用ドローンの不足は、産業用ドローンの社会実装の障壁ともなりつつあります。

そこで開発されたのが、AI エッジコンピューターを搭載した産業用 ドローン『A.L.I. Number One』(エーエルアイ ナンバーワン)。様々な業務環境下に対応し、AI による高度で柔軟なデータ処理解析を実現したとのことです。

『A.L.I. Number One』の特徴

『A.L.I. Number One』は、AI 推論が可能なエッジコンピューター機能をドローン本体内部に搭載。AI による解析データをドローンから直接出力して、ドローン操作者に送信することが可能になりました。

従前のように、ドローンでセンシングした膨大な画像・映像データや数値データを、メモリーカードなどのストレージデバイスを経由して獲得し、飛行後に AI 機器などで解析するといった段取りを経る必要がなくなります。

例えば、大型イ ベント時の不審者検出や、災害時の土砂崩れ予測など、リアルタイム性が求められる点検/ 検査分野、警備/監視分野において、『A.L.I. Number One』を使って飛行しながら即時解析や即時判断が可能となるのは画期的です。

さらに、『A.L.I. Number One』は、A.L.I.の AI 画像解析クラウド「SMARKTMTM ™(※)」に接続することも可能だそう。ドローン本体で処理するには負荷の高い、高性能な画像解析もクラウド上で行うことができます。

(※)SMARKTM ™(スマーク):クラウド上に構築した AI 処理サーバーにて、より多目的に AI による画像診断を行えるよう、各種の点検/検査に特化したマーキングツールです。

SMARKTMTM ™ 解析イメージ図

<機体イメージ>

なお、本機体イメージは販売用ではなく、ドローンの機体デザインは提供までに変更されることがあるとのことです。

公式サイト : https://ali.jp/

お問い合わせ先: info@ali.jp(広報ユニット)