2025年6月、中国が開発した“蚊そっくり”の極小ドローンが公開され、世界中で話題となっている。見た目はまるで本物の蚊のようで、そのサイズはわずか数センチ。偵察・監視目的に特化したスパイドローンであるとされ、今後の安全保障やプライバシー議論にも影響を与える可能性がある。
この記事では、この「蚊サイズ・ドローン」の概要、開発元、仕様、想定される用途、そして国際的な反響までをわかりやすく解説する
「蚊サイズ・ドローン」とは?
このドローンは、中国の国防科技大学(NUDT)が開発し、中国国営の軍事チャンネル「CCTV-7」にて公開された。番組内では、学生が指でつまめるほどのサイズのドローンを紹介し、実際の飛行映像も放送された。
見た目は黒く細長い本体に、羽ばたく2枚の羽と、非常に細い3本の脚を持つ。まさに蚊を模した外見で、目視では本物の昆虫と見分けがつかないほどリアルだ。
驚くべきミニチュア構造
報道された仕様には若干のばらつきがあるものの、いずれにせよ世界最小級のドローンであることは間違いない。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイズ | 長さ約0.6〜3cm(報道によって異なる) |
| 重量 | 約0.2g未満とされる(ニューズウィーク日本版) |
| 外観 | 黒い細身のボディ、2枚羽根、極細の3脚 |
| 飛行方式 | 羽ばたき型(昆虫のように飛ぶ) |
また、髪の毛のように細い脚を備え、着地や固定にも対応していると見られている。
中国・国防科技大学(NUDT)
このドローンを開発したのは、中国湖南省にある国防科技大学(National University of Defense Technology:NUDT)。同大学は中国人民解放軍直属の研究教育機関であり、AI、無人兵器、量子通信などの分野で世界的に注目される軍事研究を進めている。
2025年6月、同大学の研究成果としてCCTV-7を通じて公式発表され、国内外の軍事専門家やメディアから大きな注目を集めた。
偵察・監視に特化?
公式には明言されていないが、**「建物内への侵入が可能なサイズ」**や「偵察・監視目的」などが報じられている。つまり、人目に触れず、音もせず、狭い空間に入り込めることを想定して設計されていると考えられる。
これは従来のドローンでは難しかった極秘偵察任務や、都市部・室内での諜報活動などでの運用を意味しており、軍事的にも極めて高度な用途が期待されている。
国際的な警戒と驚きの反響
この発表は、2025年6月末から7月初旬にかけて複数の国際メディアによって報じられた。
主な報道メディア
- ニューズウィーク日本版(6月26日)
- レコードチャイナ(6月27日)
- カラパイア(7月1日)
- Business Insider Japan(7月13日)
- New York Post
- ラジオ・フランス・アンテルナショナル(中国語版)
これらの報道は、軍事技術の透明性やプライバシーの侵害リスクに対する懸念をも呼び起こしている。
【まとめ】
技術革新と規制のバランスが問われる時代へ
「蚊サイズ」の極小ドローンは、技術の極致と警戒のはざまにある発明だ。軍事・防衛の領域での応用が注目される一方、社会的な透明性や倫理的な運用も同時に求められる。技術進化に追いつく法制度と、監視の目が、今後の鍵となるだろう。










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