【日本初】無人空撮サービス「SKYPIX」が変える観光のカタチ──“絶景を手のひらへ”

穏やかな瀬戸内海に浮かぶ香川県小豆島――ロープウェイを降りたその先、日本三代渓谷の一つ、寒霞渓の絶景展望台であなたを待っているのは、ただの風景ではありません。それは、“あなたが主役になる1分間の映画“です。2025年春、JTB・fly株式会社・日本航空(JAL)の三社がタッグを組み、日本初の無人自動空撮サービス「SKYPIX(スカイピクス)」がスタートしました。観光の新たな楽しみ方として、いま注目を集めています。

なぜ今、ドローン×観光? サービス誕生の背景にある課題

・観光地が抱える共通の悩み
それは「美しい景観はあるのに、それを直接的な収益に変える手段がない」という課題です。
近年、コロナ禍を経て人々の旅行スタイルは変化し、「ただ見るだけ」から「記録に残す・共有する」へと価値がシフトしました。しかし、観光地の多くでは「風景は無料で楽しむもの」とされ、その価値が十分に活用されていないのが実情です。
さらに、観光産業全体では深刻な人手不足が続いており、「人を介さずに観光体験を提供する方法」のニーズも高まっています。

観光に革命を──fly株式会社 船津さんの想い

この課題をチャンスに変えるべく立ち上がったのが、fly株式会社の船津宏樹氏です。
地域が誇る自然の絶景を、観光客が「購入できる体験」に変えられないか。SKYPIXは、その絶景の価値を“自分が主役の映像“という形で届け、感動と経済効果の両立を図るサービスです。
船津氏はこのプロジェクトを「観光の新しいインフラ」と位置づけており、テクノロジーを活用して地域の魅力を引き出し、未来の観光スタイルを切り拓こうとしています。

スマホひとつで感動体験。完全無人の空撮ムービーがあなたの手元に

SKYPIXの利用方法はいたってシンプル。展望台に設置されたQRコードを読み取り、スマホで決済するだけで、ドローンが自動で離陸・撮影を開始します。
撮影後の映像はAIによって自動編集され、1分間のダイジェストムービーとして即座にスマホへ。アプリのダウンロードも不要。英語・中国語など多言語対応により、訪日外国人観光客でもストレスなく利用可能です。
過去にも観光とドローンを組み合わせた試みはありましたが、「撮影・編集・納品」すべてを無人・自動で完結するサービスは国内初。観光地側の人的コストも抑えられるため、持続可能性の観点からも注目されています。

お客様の声:「まるで映画のワンシーン」

寒霞渓で実施された2025年春の実証運用では、利用者から多くの驚きと喜びの声が寄せられました。
・「家族と来た小豆島旅行、全員揃って撮影できたドローン映像が一番の思い出になりました。」(大阪・30代女性)
・「アプリ不要で手軽だったし、言語対応されていてスムーズに決済できた。帰り道で映像が届いてテンションが上がった。」(台湾からの旅行者)
・「絶景だけじゃなく、思い出を映像として“カタチ“に残せるのが新しい。また利用したい。」(東京・40代男性)

「全国、そして世界へ」──SKYPIXが描く未来

現在は小豆島・寒霞渓での限定提供ですが、SKYPIXは今後、全国47都道府県への展開を見据えています。
さらに、絶景スポットに限らず、地域のイベント・祭り・農村・離島など、観光未開拓地への展開も構想中。結婚式やサプライズプロポーズの撮影など、“一生の思い出“を演出する場面にも活用される未来が見え始めています。
そしてその先には、グローバル展開という大きなビジョンも。
「日本だけでなく、世界中の風景と体験を結び付けたい。SKYPIXが感動を撮り、世界をつなぐ存在になれば嬉しいです」(船津氏)

あなたも、次の主役に

次の旅先では、ただ風景を眺めるだけでなく、その風景に「自分自身を刻む体験」をしてみてはいかがでしょうか?
SKYPIXが提供するのは、絶景そのものではなく、「絶景と出会ったあなたの物語」です。