【革命】DJI新フラッグシップ「Matrice 400」発表!飛行時間59分・ペイロード6kgの産業用ドローン

2025年6月10日、DJIは産業用ドローンの新たなフラッグシップモデル「DJI Matrice 400(マトリス400)」を発表しました。従来機を大幅に上回る性能向上により、産業用ドローン市場に新たな標準を確立する注目の機体です。

圧倒的な飛行性能──59分の長時間飛行を実現

Matrice 400の最大の特徴は、ペイロード6kgまで搭載可能でありながら、飛行時間が最大59分という驚異的な長時間飛行を実現している点です。これは前モデルMatrice 350 RTKから大幅な性能向上を表しており、広範囲の調査や長距離輸送ミッションでの活用可能性を飛躍的に高めています。

主要スペック

  • 飛行時間: 最大59分(ペイロードによって変動)
  • ペイロード容量: 最大6kg
  • 最大飛行速度: 25m/s
  • 同時搭載可能ペイロード数: 最大7つ(4つの外部E-Port V2ポート使用)
  • 価格: DJI Matrice 400 Worry-Free Plusコンボ 1,650,000円

革新的な障害物検知システム──送電線レベルの精密回避

Matrice 400は、LiDARとミリ波レーダーを組み合わせた先進的な障害物検知システムを搭載しています。回転式LiDAR、高精度ミリ波レーダー、フルカラー低照度魚眼ビジョンセンサーによって、夜間の山岳地帯でも高圧電線のような小さな物体を回避できます。

この技術により、従来困難とされてきた以下のようなミッションが可能になります:

  • 送電線点検: 高圧電線に接触するリスクを大幅に軽減
  • 夜間捜索救助: 低照度環境での安全な飛行
  • 山岳地帯での測量: 複雑な地形での自律飛行

多様な用途に対応──緊急対応から建設まで

多用途に設計されたMatrice 400は、緊急対応、送電線点検、大規模なマッピング、エンジニアリング、建設を支援できます。特に以下の分野での活用が期待されています:

災害対応・緊急事態

  • 長時間飛行による広範囲捜索
  • 6kgの大容量ペイロードを活用した救援物資輸送
  • 危険エリアでの情報収集

インフラ点検

  • 送電線・鉄塔の精密点検
  • ダム・橋梁の構造物点検
  • 太陽光パネル・風力発電施設の保守

測量・建設

  • リアルタイム地形フォロー飛行による高精度マッピング
  • 建設現場の進捗管理
  • 3Dモデリング・点群データ取得

前モデルとの比較──Matrice 350 RTKからの大幅進化

項目Matrice 350 RTKMatrice 400
飛行時間約30分59分
ペイロード2.7kg6kg
障害物検知ビジョンセンサーLiDAR+ミリ波レーダー
同時ペイロード数3つ7つ

映像伝送・操作性の向上

O4 Enterprise Enhanced 映像伝送と空中中継ビデオ伝送により、安全な取り扱いと簡単な操作を保証します。これにより、遠隔地でのミッションや複雑な環境での作業において、オペレーターの安全性と作業効率が大幅に向上します。

日本での販売・サポート体制

正規販売代理店からの導入サポートが提供されており、全国の産業用ドローン販売店で購入可能です。DJI Care Enterprise Plusなどの保守サービスも充実しており、業務利用においても安心して導入できる体制が整っています。

まとめ──産業用ドローンの新時代到来

DJI Matrice 400は、従来の産業用ドローンの限界を突破し、新たな可能性を示す革新的な機体です。59分の長時間飛行、6kgの大容量ペイロード、送電線レベルの精密な障害物検知システムにより、これまで困難とされてきた様々なミッションが現実的な選択肢となりました。

特に災害対応、インフラ点検、大規模測量の分野において、業務効率と安全性の両面で大きな改善をもたらすことが期待されます。165万円という価格は決して安くありませんが、その性能と機能を考慮すれば、本格的な業務利用を検討する企業にとって十分に投資価値のある機体といえるでしょう。

画像参照:https://enterprise.dji.com/jp/matrice-400