台風接近中の沖縄で検証!HOVERAir AQUAは風速17m/sでも飛ぶのか?

2026年5月28日、水上ドローンとして誕生したHOVERAir AQUAが販売開始されました。

水上での使用を想定した機能が沢山備わっているとのことですが、メーカーが公称している値、「風速17m/sでも安定して飛行できるのか?」そんな疑問を持ち、台風接近中の沖縄で実際に飛行テストを行いました。また、耐風性能だけでなく、防水性能や自動追尾性能についても実際の飛行を通じて検証してみました。

HOVERAir AQUAは風速17m/sに耐えられるのか?

ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランドホテル 台風6号接近

先日、仕事で沖縄県国頭郡恩納村瀬良垣にある、ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランドホテルに行ってきました。ちょうどその頃、台風6号の影響により、ものすごい雨と風が吹き荒れていました。

HOVERAir AQUAを持っていたので、「本当に、33ノット・風速17m/sでも安定して飛行できるのか?」を実験してみることにしました。

※撮影場所には許可を得て、安全に配慮して撮影を実施しました

※今回は安全上、海上での撮影はできないので、陸上での飛行検証となりました。

この日は瞬間最大風速30m/sあり、平均的には15m/sくらい吹いていました。 HOVERAir AQUAを陸上で飛行させる場合は、手に持った状態から離陸させることが推奨されています。

瞬間最大風速30m/sあり、平均的には15m/sでのHOVERAir AQUA検証

台風のような強風下では、離陸直後に風に流されるのではないかという不安がありました。しかし実際には、機体は力強く風に立ち向かいながら飛行し、Lighthouseを追尾してくれました。

総重量249gとは思えない安定感でした。

瞬間最大風速30m/sあり、平均的には15m/sでのHOVERAir AQUA検証 離陸成功

さらに機体は、強風によって、揺れたり傾いたりしていましたが、落ちることなく飛行を続けていました。揺れることによって映像へのブレの心配がありますが、機械式ジンバルとEIS搭載なので、滑らかな映像撮影ができました。

激しい豪雨でも飛行継続 高い防水性能を確認

HOVERAir AQUAには、水上での使用を前提とした防水性能が備わっており、特に重要なセンサーやカメラの部分は密閉構造になっているので、水の侵入が防げると言われています。また、ネジやモーターなどの細かい部分にも耐腐食用の素材が採用されており、水辺でも安心して使用することができます。

この日は、降水量一時間最大70mm、総雨量200mmの警報がでており、暴風の中、非常に激しい横殴りの雨が降っていました。

いくら防水機能が優れているといっても、横殴りの雨の中で撮影したものは、「映像として成り立つのか?」という疑問をもっておりました。しかし、レンズに水滴がついても、特殊なレンズがはじいてくれて、曇りも防止してくれたので綺麗な映像を撮ることができました。 実際に撮影をしてみて、水滴による映像のボケや人の顔が認識できないということが、体感として少ないと感じました!

瞬間最大風速30m/sあり、平均的には15m/sでのHOVERAir AQUA検証 撮影テスト

また、飛行後に機体を確認した限りでは、水の侵入や異常は確認されませんでした。

瞬間最大風速30m/sあり、平均的には15m/sでのHOVERAir AQUA検証 撮影テスト

全天候型センサー性能を検証 暴風雨でも追尾を継続

台風による厚い雲と激しい雨の影響で、周囲は薄暗く、飛行環境としては厳しい状況でした。しかし、ビーコンと機体は安定してGPSを取得し、Lighthouse(ウェアラブルコントローラー)との接続も途切れることはありませんでした。 飛行を開始すると、機体はLighthouseを正確に認識し続け、自動追尾を継続。暴風雨の中でも映像撮影が途中で中断されることはありませんでした。

瞬間最大風速30m/sあり、平均的には15m/sでのHOVERAir AQUA検証 追尾テスト

特に印象的だったのは、強風によって機体が揺れたり傾いたりしても安定した飛行を維持していたことです。これはミリ波レーダーによる高精度なポジション制御に加え、浮力構造と機体保護を兼ねた軽量ガードを装着した状態でも最高66km/hで飛行できる機体性能の高さによるものだと感じました。

また、上昇気流の影響で、機体が想定以上に上空に押し上げられてしまった際にも、Lighthouseの位置を正確に認識し続け、カメラのチルト操作により被写体を捉え続けていました。その後は初期設定した高度付近まで降下し、再び追尾撮影を継続。

過酷な環境下でも被写体を見失わない制御性能の高さに驚かされました。

水上での利用を想定して設計されたセンサー性能の高さを実感する結果となりました。

まとめ

今回の検証を通じて、HOVERAir AQUAは単に防水性能が高いだけでなく、水上アクティビティでの利用を想定したセンサー性能や飛行制御性能も非常に優れていることを実感しました。

特に、メーカー公称値である、風速17m/sを超える環境でも飛行を継続し、安定した飛行と追尾撮影を継続できることを確認することができました。

水辺でのレジャーやマリンスポーツの撮影を考えている方にとって、非常に心強い選択肢になりそうです。