ドローン販売と導入サービスの「DroneAgent」を運営する株式会社FLIGHTSが、世界で最も利用者数の多いドローン向け商用クラウドサービス「DroneDeploy」の導入サポートを開始したと発表しました。
「DroneDeploy」は、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界約180カ国・地域で利用されており、主な使用用途は土木工事や建設現場、農作業、屋根や外壁などのインフラ点検などとなります。
DroneDeploy はアプリ上で設定を行うだけでドローンによる自動飛行・撮影を行うことが可能。一方、ドローンの運用には「機体本体・法律・気象・解析方法」といった専門知識を伴うなど、本アプリを用いても、安全かつ適切な運用を開始するには一定のハードルがあることも事実です。株式会社FLIGHTSによると、上記の課題から「適切にDroneDeployを活用するには、初期の導入サポートが非常に重要」と捉えているとのこと。では年間500フライト以上に及ぶ空撮や点検・測量を行なっている同社の運用ノウハウをベースに、「DroneDeploy」を活用するためのサポートを行う予定としています。
「DroneDeploy」の特徴
(1)“ライブマップ”機能で、解析の時間コストを大幅削減
「DroneDeploy」は、撮影と同時に3D図を生成し、クラウドに同期することができます。本機能では、可視光カメラを用いて植生状態をリアルタイムに監視することもでき、ドローンの弱点でもあったデータ解析の時間的コストを削減しています。
(2)アプリ連携
「DroneDeploy」を各アプリに連動させることで、建設現場、農作業、屋根や外壁などのインフラ点検といった幅広い分野での活用が可能になりました。
(3)管理と共有
チーム(複数のユーザー間)で、データの共有が可能なため、収集し分析したデータをDroneDeploy上で一元管理するといった運用が可能になります。
主な対応機種
「DroneDeploy」対応機種は2018年6月25日現在、以下のDJIドローン製品となっています。
- Mavic Pro
- Phantom 4 Pro/Phantom 4 Advanced/Phantom 4/Phantom 3 Pro
- Inspire 1/Inspire 1 Pro
- Matrice 100/Matrice 200(M200)/Matrice 210(M210)/Matrice 600