【ドローン活用アイデア】スポーツとしてのドローン

出典:https://www.youtube.com/watch?v=lX_DLdpygzw

R/Cヘリコプタ業界では3Dと呼ばれるジャンルが存在します。どういうものかは見ていただけるとわかりやすのですが、こんな感じです。この映像で使われているヘリコプタは電動です。現在の技術では電動R/Cヘリでココまでできるのです。

こういった動きをドローンで再現するならもっとラクにできるでしょう。そしてそのラクになった分だけ違う要素を入れてみようと思いませんか。

ドローンにしてもヘリにしても、ローターの揚力で浮いています。回転翼なので当たり前のコトですが、下向きに風が吹いています。ホバリング時は真下に向かって風が吹きますが、移動時には風向きも斜めになったりします。

その斜めの風が当たる地面にボールを置いておけば転がりますね。そう、球技に使えそうです。
例えばサッカーのような競技をドローンで行うとどうなるか考えてみると面白そうです。
強度や墜落による予算増加を抑えるためにも「ドローン本体はボールに触れない」というサッカーのハンド的なルールがあるといいでしょう。

ボールを転がすと、ドローンはその反対方向に行ってしまうので、これもゲームを面白くする要因のひとつとなりうるでしょう。バッテリーの問題もあるので45分は難しいと思われますが、人間よりも素早くトリッキーな動きができるので短期決戦的な面白さになります。

さらにバッテリー駆動だと残量を数値で見るコトができます。サッカーの試合では選手のスタミナ配分を考えた采配をします。それを数値化してもっと厳密にできる上に観客からもそれが丸見えなワケです。これは面白そうですね。

先日バレーボールの選手の心拍数がリアルタイムで確認できるようになっているコトを知りましたが、こういった要素が数値化して見えるとよりリアルに選手を感じるコトができます。

ドローンがジャッジするフットサルは本サイトでも紹介されていますが、ドローンがプレイヤーというのも楽しいと思うのです。「それスポーツじゃないじゃん!」と思われるかもしれませんが、モータースポーツだって運転してるだけなのです。いやたしかにドローンと違って車やバイクの運転にはハードな体力が必要なのですが。

体育館のような屋内でのプレイもいいですが、屋外だと風の影響もあります。現地に吹く風は現地人のほうが良く知っているので、ホームとアウェイの差も出てきそうですね。芝生や応援の度合い、フーリガンの嫌がらせ以外の、本当の意味でのホーム&アウェイの差はあっても面白いものです。

今回はサッカーについて考えてみましたが、他のスポーツでもいろいろできそうです。カーリングなんかはとても面白そうです。リード(最初にストーンを投げる人)だけ人間で、あのホウキでシャカシャカの代わりにドローンの風圧でコントロールですね。

騎手のいない競馬も面白そうです。手綱をドローンが引くのです。あ、だから騎手はいないのではなくコントロールルームでドローンを操縦している状態ですね。現在は馬や騎手等で勝ち馬を予想しますが、そこにドローンの性能も関わってくるとなればゲーム性は上がるでしょう。

昔からロボットにサッカー等のスポーツをやらせる競技はありますが、ドローンの導入と人間との役割分担を整えればさらにスポーツ界が盛り上がるかもしれませんね。