風力発電機の解凍を行うAerones社のドローン

風力発電所のタービンが凍り、発電ができなくなって送電が止まってしまう地域が世界には数多くあります。そこで、凍って稼働できない風車を解凍するドローンがラトビアのAerones社によって開発されました。

解凍コストの大幅な削減が可能

日本ではなかなか見られない風力発電所の解凍業務ですが、人力で行う場合、1回あたり5,000米ドルほどのコストがかかると言われておりました。一方、ドローンを用いることによってそのコストを1,000ドルまで下げることに成功しています。

Aerones社のドローンは、36個のプロペラをフル稼働することによって、最大100kgのペイロードを実現しています。ドローンでホースを持ち上げ、凍った部位にスプレーすることで解凍を行います。また、大量の水を放水できる機能を搭載しているため、火災現場などにおける応用も期待されています。

Aerones社について
URL: https://www.aerones.com/eng/
元動画:https://www.youtube.com/watch?v=mP5LZYpFggM