【ドローン活用アイデア】子供のおもちゃ~よりリアルなゲームのために~

出典:http://www.4gamer.net/games/049/G004989/20101119032/

ドローンを使用した、子供の遊び方についての提案を考えてみました。
バーチャルなはずのゲームを、ドローンを使ってリアルにしてみよう、という提案です。

子供はお友達がいれば鬼ごっこや、かくれんぼや、ジャンケンなどで遊ぼうとします。
ここでは、子供が一人で遊びをする場合を考えてみましょう。

一人遊びで何も用意しなくても、砂場(海岸なら公園や砂場といった用意も不要ですね)で十分楽しめます。そこからの発明として、近くに自由に遊べる砂場がない子供たちのために公園なんかができました。さらにそこに遊具なんてものが追加されていきました。

それとは別に、インドアの一人遊びのために紙とペンでのお絵描き、粘土による造形、積木やブロックなんてモノが生まれました。さらに、ブリキのおもちゃやママゴト用の人形、さらには家具セットやおもちゃの家なんかも作られて発展していきました。

おままごとでは、人形を何かに見立てて遊ぶのではなく自身が演じるプレイも存在します。そのために必要ななりきりグッズ(ニセスマホや変身ベルト等もこれに含む)も開発されました。

ここからおかしくなります。そう、電子ゲームの登場です。古くはFL管やLEDを駆使したもの、その後液晶の登場で大ヒットしたゲーム&時計っぽいもの、さらにそれらはブラウン管の中にありったけのロマンを詰め込んで進化していったのでした。

大人達は仮想現実の中に広がるゲームの世界に懸念を抱きました。筆者自身も「四角く区切られた2次元世界」では物足りないと思っており、さらにVRだとしてもそれは本物ではないんだという意識が働いてしまいます。やはり本物がいいというのは古い考えでしょうか。

しかしながら、ゲームはたしかに面白いとも思うのです。かつて存在したインベーダーハウス(注)で遊びまくり、楽しかった記憶はいまでも鮮明に思い出せます。

注:現在でいうところのゲームセンターに近い施設。全ての筐体がインベーダーゲーム(まれにブロック崩し等も)しかなかったのでこう呼ばれた。喫茶店等にインベーダーゲームが設置されている場合でもインベーダーハウスと呼ぶコトもあった。

この「ゲーム楽しい!」と「やっぱホンモノじゃないと!」といった相反する要素、ドローンを使えば両立させるコトができますよね!

ドローンは様々なスペックのものを用意し、その全てに「レーザー受光メカ」「本体が爆発っぽくみえる発光&発音装置」「本体の状態を自動操縦用PCに送信する機能」を実装しておいてPCにて各ドローンを自動操縦する、というワケです。

プレイヤーはレーザーガン(それっぽい音と振動が発生する)でドローンを攻撃。撃たれたドローンは墜落演出(爆発しながら墜ちていく)をしつつベースに戻り、しばらくしてまた奥のほうから復活すればいいでしょう。もちろん見た目に強そうなドローンは何度も撃たないと墜落しないとか、レーザー受光部分の大きさで当たり判定の調整もできます。

インドアでやるならレーザーではなく赤外線のほうが使い勝手はいいのですが、屋外で楽しむ場合はレーザーが必要です。それだけでなくレーザーならばスモークを設置しておけばレーザーが見えるのです。これはかなりモチベーションが上がるのではないでしょうか。

インドアの場合、両サイドの壁に映像を投影すればスクロールシューティングもできます。もしプレイヤーを吊り上げるドローンが実現できればそれはもうスペースでハリアーなカンジです。あのゲームでも巨大なボスキャラは関節毎に動かしていたので、それをマネして関節毎にドローンを使えばいいでしょう。
(以前のコラムでもドローンを使ったマリオネットを提案したことがありましたね)

地面が関わってくるゲーム(段差で死ぬとか)はドローンだけでは再現できませんが、前述のような擬似シューティングゲームでもかなり面白いコトになるのではないでしょうか。今後の発展が楽しみですね。