フランスのドローンメーカーParrot 社から、Bebop 2 を3月下旬から日本で発売するとの発表がありました。
Bebop 2 の気になるスペックは?
気になる機体のカラーは赤と白の2色。本体価格は67,500円(税込)と、販売中の第一世代のBebop の実売価格とほぼ変わらず、お買い得な商品となりそうです。
また、2700mAh のバッテリーを搭載することで飛行時間は25分に拡大、DJI Phantom 3 並みの飛行時間が確保されています。
記者会見でParrot 社のクリス氏は、Bebop 2 の一番のセールスポイントについて「カメラなどの機構が本体と一体化しているために軽量化可能でコントロールしやすい」と説明。本体重量が500gで手持ちのスマートフォンでも操縦できるとなれば、休日のレジャーのお供としてマーケットを広げていくことは間違いなさそうです。
また、利用者からのフィードバックを受けてカメラの向きを従来のBebop と比べて30度下向きに変更したとのこと。これまでは真下に近い地上の映像を撮ることができませんでしたが、この変更でBebop の特徴である1,400万画素の魚眼レンズによる空撮の魅力も高まりそうです。
製品スペックの詳細については、Bebop2の公式サイトでご確認ください。
Bebop のオープンプラットフォーム戦略
このようにハードウェアについてはクローズドな統合モデルを追求しつつも、プラットフォームとして様々な活用ができるオープンなアーキテクチャーを備えていることもBebop の大きな特徴です。
そのため、新たなサービスやビジネスでのドローンの活用を考えるエンジニアや起業家にとっても、Bebop 2 は見過ごせない製品となっています。
Bebop 2 のOS はLinux で、デベロッパー用のSDK(ソフトウェア開発キット)が公開されています。記者会見の中では具体的な利用例として、空撮画像を3Dモデル化するアプリ「Pix4D」や、ドローンを使ってセルフィのような自撮りを実現するアプリ「neurala」が紹介されました。
また、Adobe 社のPhotoshop でのRAW 画像の取り込みやフライトプランを使った自動飛行の指示、HDMI ケーブルでのFPV グラスとの連携など、利用者や利用シーンにあわせた活用の幅広さも従来通りとなっているようです。
このように様々な魅力がぎっしりと詰まったBebop 2 。
購入を検討される方のために、ドローンメディアでは実際に機体を飛ばしてみて改めて記事にしたいと思います。