ゼンリンがドローン事業推進のための専任組織を新設

株式会社ゼンリンが、産業用ドローンの安全安心な自律飛行に貢献する「空の3次元地図」の研究開発など、ドローン事業を推進する専任組織として、2016年9月1日(木)に「ドローン事業推進課」を新設しました。

ドローンは「空の産業革命」と呼ばれ、国内市場は急激な拡大が見込まれています。政府もドローンの産業化に向けて積極的で、2020年代頃からは都市部を含む地域で自律飛行するドローンが活躍する社会の実現を目指し、必要な技術の開発と環境整備を推進しています。

このようなドローンの産業利用への取り組みは民間企業の間でも加速しており、自律飛行を管理する仕組みが必要だと考えられています。

ゼンリンは、2016年5月にドローンサービスプラットフォーム「Sora Pass」を開始し、ドローンの安全安心な飛行を支援してきました。また、2016年7月には経済産業省がIoTを活用した優れたプロジェクトを選定・表彰する「IoT Lab Selection」で、ゼンリンの「ドローンの都市内安全飛行の実現に向けた3次元地図情報の実証プロジェクト」が準グランプリを受賞しています。

今回研究開発に着手する 「空の3次元地図」は、ゼンリンが保有している地形・建物情報をベースに空域情報を3次元化するもので、ドローンの自律飛行において、機体を安全に誘導するための基盤構築を目指しています。