世界最大級ドローンレース「World Drone Prix」日本予選 レポート

World Drone Prix」の日本選考会が、2月14日(日)に慶応大学のSFCにて開催されました。
本来屋外で予定されていたところ、あいにくの天候で体育館での開催となりましたが、16組の参加チームがドバイで開かれる本戦へのキップを争いました。

DJが奏でるサウンドが鳴り響く中、開始前、合間合間にDJIのInspire-1がコースの撮影を行い、会場のボルテージを上げていきます。

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※上空を飛ぶInspire-1が見えます。

日本代表を選ぶストイックなレースと思いきや、クラッシュして10mぐらい吹っ飛んだり、バスケットボールのゴールに引っかかったり、あえて宙返りを組み込んで観客をわかせてくれたりと、子供でも十分に楽しめる本イベント。墜落した場合はメカニックが走って修理していくことになります。パイロットとメカニックのチームワークや、修理のスピードもより速いタイムへのポイントとなります。

惜しくも決勝進出はならなかったものの、谷+1さんがパイロットを務める芸人チームもイベントを盛り上げていました。

dronegp-01写真は引っかかってしまったドローンを回収すべき飛んで行く芸人さん達

dronegp-11谷+1。さん率いるナベプロ芸人チーム。惜しかったです!

dronegp-06悲しくもバスケットゴールに引っかかってしまったドローン

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すさまじいスピードで、ドローンが体育館の中を美しいラインで飛び回っています。
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難しいコーナーの連続をスピーディーに抜ける様は目も離す間もなく、綺麗にコースを抜けた時には本当にドキドキします。

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日本代表を狙う上位の3~4チームは真剣そのもの。スピード感の違うレースを繰り広げていました。
最後のファイナルでは4チームが、予選にもましてさらにすごいスピードで飛んでいきます。

優勝者は高校生の高梨智樹さん。
ダントツのタイム、かつ美しいコーナリングでオーディエンスを魅了していました。

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帽子をかぶっている方が優勝者の高梨智樹さんです。高梨さんを囲んで決勝進出チームで。

賞金総額100万ドル(約1億2000万円)の獲得を目指して3月11日ドバイで最終決戦が行われます。

以前、秋葉原で開催されたドローンレースイベントを取材したことがありますが、その時と比べても、着実に参加者・イベントともに進化している気がいたしました。また、国内のマスコミ各社もWorld Drone Prixの取材にかなり訪れており、世の中から注目されていることを感じました。

今後、ドローンレースが他のモータースポーツやエクストリームスポーツのイベントのように進化していくことを期待しております。