UpVision社がアジア最大級の銅鉱石鉱山のドローン測量を実施

http://www.upvision.cz/
ホームページより

UpVision社(本社:チェコ、プラハ)が、モンゴルにあるアジア最大級の銅鉱石鉱山のドローン測量・マッピングを行ったと発表しました。

広大な土地にひしめかれた複雑な地形

10平方kmに及ぶ銅鉱石鉱山の測量には、様々な問題がありました。1番の問題はその不均等な地形にあります。少し移動するだけで標高が大きく変わってしまい、測量データの重なったレイヤーにおいてデータの不整合が出てしまい、情報の照合がし辛くなる、といった現象がおきます。UpVision社は今回、精密かつ高密度な計測をしたのちに、8回のフライトを通して高さを調節しながら解像度の調節をすることで、このような問題を解決していきました。

mavinci
in near the city of Erdenet, Mongolia.

活躍する「固定翼」ドローン

今回使われたドローンはIntel社のコンピューターをベースとしたドイツ発祥のドローン、MAVinci Sirius が使われました。この近辺では強風に煽られることが多く、また、日中では多くの粉塵を巻き上げるため、マルチコプターよりも固定翼が採用されたといいます。こうすることによって、不時着した場合のリスクも軽減されます。加えて、幅広い範囲の計測が必要だったため、幅広い動きに応用性のある固定翼ドローンを採用しました。大きく環境に左右されない点においては固定翼ドローンの良さが活かせていると言えます。